基礎問題集
数学1 命題と集合「背理法」の問題1 解説
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解説
方針・初手
**(1)** 背理法の定義を文字数制限内で簡潔に記述する。
**(2)** $\sqrt[3]{2}$ が有理数であると仮定し、既約分数で表して矛盾を導くという典型的な背理法を用いる。
解法1
**(1)**
ある命題が成り立たないと仮定して推論を進め、矛盾を導くことで、元の命題が成り立つことを証明する方法。(51字)
**(2)**
$\sqrt[3]{2}$ が無理数でない、すなわち有理数であると仮定する。 $\sqrt[3]{2} > 0$ であるから、互いに素な自然数 $p, q$ を用いて
$$\sqrt[3]{2} = \frac{p}{q}$$
と表すことができる。両辺を3乗して分母を払うと
$$2q^3 = p^3 \quad \cdots \text{①}$$
となる。①より、$p^3$ は偶数である。もし $p$ が奇数であれば $p^3$ も奇数となるため、$p$ は偶数でなければならない。 したがって、ある自然数 $k$ を用いて $p = 2k$ と表せる。これを①に代入すると
$$2q^3 = (2k)^3 = 8k^3$$
$$q^3 = 4k^3$$
となる。これより $q^3$ は偶数となるため、$q$ も偶数でなければならない。 これは、$p$ と $q$ がともに偶数であることを意味し、$p$ と $q$ が公約数 $2$ を持つことになり、$p$ と $q$ が互いに素であるという仮定に矛盾する。 ゆえに、最初の仮定は誤りであり、$\sqrt[3]{2}$ は無理数である。(証明終)
解説
背理法の意味とその運用を問う問題である。 (2) は「$\sqrt{2}$ が無理数であることの証明」と全く同じ論法を用いる。無理数の証明では、有理数であると仮定する際に「互いに素な自然数(または整数)の比」として既約分数で設定し、最終的に分母と分子が共通の素因数を持つことを示して「互いに素であること」に矛盾させるのが定番の流れである。
答え
(1)
ある命題が成り立たないと仮定して推論を進め、矛盾を導くことで、元の命題が成り立つことを証明する方法。
(2)
解説の通り。