基礎問題集

数学1 二次関数「数1最大最小」の問題4 解説

数学1の二次関数「数1最大最小」にある問題4の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学1二次関数数1最大最小問題4
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学1 二次関数 数1最大最小 問題4の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

座標平面を導入し、長方形の頂点と円の中心の座標を文字で設定する。 円が長方形の内部に含まれる条件から各円の半径の範囲を求め、2円が外接するという条件から中心間の距離に着目して方程式を立てる。

解法1

図の長方形において、点 $B$ を原点とする座標平面を設定し、辺 $BC$ が $x$ 軸上、辺 $AB$ が $y$ 軸上にくるようにする。 各頂点の座標は $B(0,0), C(3,0), D(3,2), A(0,2)$ となる。 円 $P$ は辺 $AB$ ($x=0$) と辺 $BC$ ($y=0$) に接し、長方形の内部にあるため、その中心の座標は $P(p, p)$ と表せる。 円 $Q$ は辺 $CD$ ($x=3$) と辺 $DA$ ($y=2$) に接し、長方形の内部にあるため、その中心の座標は $Q(3-q, 2-q)$ と表せる。

**(1)**

2つの円 $P, Q$ が外接するとき、中心間の距離 $PQ$ は半径の和 $p+q$ に等しい。 したがって、次が成り立つ。

$$ PQ^2 = (p+q)^2 $$

また、中心 $P(p, p)$ と $Q(3-q, 2-q)$ の2点間の距離の2乗を計算すると、以下のようになる。

$$ PQ^2 = \{(3-q) - p\}^2 + \{(2-q) - p\}^2 = \{3 - (p+q)\}^2 + \{2 - (p+q)\}^2 $$

ここで $k = p+q$ とおき、上の2式から $PQ^2$ を消去する。

$$ k^2 = (3-k)^2 + (2-k)^2 $$

$$ k^2 = 9 - 6k + k^2 + 4 - 4k + k^2 $$

$$ k^2 - 10k + 13 = 0 $$

これを解いて $k$ を求める。

$$ k = 5 \pm \sqrt{25 - 13} = 5 \pm 2\sqrt{3} $$

次に $k$ のとりうる範囲を考える。 円 $P$ と円 $Q$ はそれぞれ長方形の内部に含まれるため、それぞれの直径は長方形の最も短い辺の長さ $2$ 以下でなければならない。 すなわち $2p \le 2$ より $p \le 1$ であり、同様に $2q \le 2$ より $q \le 1$ である。 したがって、$k = p+q \le 2$ が成り立つ。 $5 + 2\sqrt{3} > 2$ であり、$5 - 2\sqrt{3} = \sqrt{25} - \sqrt{12} < \sqrt{25} - \sqrt{9} = 2$ であるから適する。

$$ k = 5 - 2\sqrt{3} $$

**(2)**

**(1)** の結果より $p+q = 5 - 2\sqrt{3}$ であるから、$q$ は $p$ を用いて次のように表せる。

$$ q = 5 - 2\sqrt{3} - p $$

円 $P, Q$ がともに長方形の内部に存在し、半径が正であるための条件は $0 < p \le 1$ かつ $0 < q \le 1$ である。 $q$ の条件式に代入する。

$$ 0 < 5 - 2\sqrt{3} - p \le 1 $$

各辺から $5 - 2\sqrt{3}$ を引く。

$$ -5 + 2\sqrt{3} < -p \le -4 + 2\sqrt{3} $$

各辺に $-1$ を掛け、不等号の向きを反転させる。

$$ 4 - 2\sqrt{3} \le p < 5 - 2\sqrt{3} $$

この範囲と $0 < p \le 1$ の共通範囲を求める。 $5 - 2\sqrt{3} = \sqrt{25} - \sqrt{12} > \sqrt{25} - \sqrt{16} = 1$ より $5 - 2\sqrt{3} > 1$ である。 $4 - 2\sqrt{3} = \sqrt{16} - \sqrt{12} > 0$ かつ $4 - 2\sqrt{3} < \sqrt{16} - \sqrt{9} = 1$ より $0 < 4 - 2\sqrt{3} < 1$ である。 よって、求める共通範囲は次のようになる。

$$ 4 - 2\sqrt{3} \le p \le 1 $$

**(3)**

円 $P$ と円 $Q$ の面積の和 $S$ を立式する。

$$ S = \pi p^2 + \pi q^2 = \pi(p^2 + q^2) $$

$k = 5 - 2\sqrt{3}$ とし、$q = k - p$ を代入して $p$ の関数として整理する。

$$ p^2 + q^2 = p^2 + (k-p)^2 = 2p^2 - 2kp + k^2 = 2\left(p - \frac{k}{2}\right)^2 + \frac{k^2}{2} $$

これは $p$ についての2次関数であり、その軸は $p = \frac{k}{2} = \frac{5 - 2\sqrt{3}}{2}$ である。 **(2)** で求めた定義域 $4 - 2\sqrt{3} \le p \le 1$ における、区間の両端と軸との距離を比較する。

$$ 1 - \frac{k}{2} = 1 - \frac{5 - 2\sqrt{3}}{2} = \frac{-3 + 2\sqrt{3}}{2} $$

$$ \frac{k}{2} - (4 - 2\sqrt{3}) = \frac{5 - 2\sqrt{3}}{2} - \frac{8 - 4\sqrt{3}}{2} = \frac{-3 + 2\sqrt{3}}{2} $$

両端点から軸までの距離が等しいため、軸 $p = \frac{k}{2}$ は定義域の中央に位置する。 したがって、$S$ は $p = \frac{k}{2}$ のとき最小値をとり、$p = 1$ または $p = 4 - 2\sqrt{3}$ のとき最大値をとる。

最大値は $p=1$ のときを計算して求める。

$$ S = \pi \left\{ 1^2 + (4 - 2\sqrt{3})^2 \right\} = \pi (1 + 16 - 16\sqrt{3} + 12) = (29 - 16\sqrt{3})\pi $$

最小値は $p = \frac{k}{2}$ のときを計算して求める。

$$ S = \pi \cdot \frac{k^2}{2} = \frac{\pi}{2}(5 - 2\sqrt{3})^2 = \frac{\pi}{2}(25 - 20\sqrt{3} + 12) = \frac{37 - 20\sqrt{3}}{2}\pi $$

解説

幾何の問題を座標平面上に載せて処理する、典型的な解析幾何の手法が有効である。 (1)では、長方形の辺に接する円の中心座標が、半径を用いて容易に表せることに気付くかがポイントとなる。外接する2円の中心間の距離が半径の和に等しいという条件から立式する。 (2)では、円が長方形の「内部に含まれる」という条件を、単に接するだけでなく、円が境界からはみ出さない(直径が辺の長さ以下である)という条件として数式化することが重要である。 (3)は、和が一定の2変数の2乗和の最大・最小問題であり、片方の文字を消去して2次関数の最大・最小に帰着させる定石通りに解くことができる。

答え

(1) $$ k = 5 - 2\sqrt{3} $$

(2) $$ 4 - 2\sqrt{3} \le p \le 1 $$

(3) 最大値: $(29 - 16\sqrt{3})\pi$

最小値: $\frac{37 - 20\sqrt{3}}{2}\pi$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。