基礎問題集

数学1 三角比「三角比」の問題37 解説

数学1の三角比「三角比」にある問題37の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学1三角比三角比問題37
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学1 三角比 三角比 問題37の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

**(1)** は平行四辺形の対角線の長さを求める問題である。隣り合う2辺の長さとなす角が与えられているため、三角形に分割して余弦定理を用いるか、ベクトルを導入して内積計算を行うのが定石である。 **(2)** は $OB+AC$ の最大値を求める。(1)で $OB^2+AC^2$ が一定であることが示されるため、和を平方して考えるか、コーシー・シュワルツの不等式などを利用して(1)の結論を組み込む方針を立てる。

解法1

**(1)** 平行四辺形OABCにおいて、$OA=1$、$AB=r$ であり、$\angle OAB = \pi - \theta$ である。 $\triangle OAB$ に余弦定理を用いると、

$$ \begin{aligned} OB^2 &= OA^2 + AB^2 - 2OA \cdot AB \cos(\pi - \theta) \\ &= 1^2 + r^2 - 2 \cdot 1 \cdot r (-\cos\theta) \\ &= 1 + r^2 + 2r\cos\theta \end{aligned} $$

また、$\triangle OAC$ において $OA=1$、$OC=r$、$\angle AOC = \theta$ であるから、余弦定理を用いると、

$$ \begin{aligned} AC^2 &= OA^2 + OC^2 - 2OA \cdot OC \cos\theta \\ &= 1^2 + r^2 - 2 \cdot 1 \cdot r \cos\theta \\ &= 1 + r^2 - 2r\cos\theta \end{aligned} $$

これらを辺々加えると、

$$ \begin{aligned} OB^2 + AC^2 &= (1 + r^2 + 2r\cos\theta) + (1 + r^2 - 2r\cos\theta) \\ &= 2(1+r^2) \end{aligned} $$

これは $\theta$ の値によらず一定である。(証明終)

**(2)** $OB > 0, AC > 0$ であるから、$OB+AC$ が最大となるのは $(OB+AC)^2$ が最大となるときである。

$$ \begin{aligned} (OB+AC)^2 &= OB^2 + AC^2 + 2OB \cdot AC \\ &= 2(1+r^2) + 2\sqrt{OB^2 \cdot AC^2} \end{aligned} $$

ここで、$OB^2 \cdot AC^2$ を計算すると、

$$ \begin{aligned} OB^2 \cdot AC^2 &= (1+r^2 + 2r\cos\theta)(1+r^2 - 2r\cos\theta) \\ &= (1+r^2)^2 - 4r^2\cos^2\theta \end{aligned} $$

条件より $0 < \theta < \pi$ であるから、$0 \leqq \cos^2\theta < 1$ となる。 したがって、$OB^2 \cdot AC^2$ が最大となるのは $\cos^2\theta = 0$、すなわち $\theta = \frac{\pi}{2}$ のときである。

このとき、$OB^2 \cdot AC^2 = (1+r^2)^2$ となるので、

$$ \begin{aligned} (OB+AC)^2 &\leqq 2(1+r^2) + 2\sqrt{(1+r^2)^2} \\ &= 2(1+r^2) + 2(1+r^2) \\ &= 4(1+r^2) \end{aligned} $$

よって、$OB+AC \leqq 2\sqrt{1+r^2}$ となり、$\theta = \frac{\pi}{2}$ のとき最大値 $2\sqrt{1+r^2}$ をとる。

解法2

**(1)の別解(ベクトルによる解法)** $\overrightarrow{OA} = \vec{a}$、$\overrightarrow{OC} = \vec{c}$ とおく。 条件より、$|\vec{a}| = 1$、$|\vec{c}| = r$ であり、内積は $\vec{a} \cdot \vec{c} = |\vec{a}||\vec{c}|\cos\theta = r\cos\theta$ である。

$\overrightarrow{OB} = \vec{a} + \vec{c}$、$\overrightarrow{AC} = \vec{c} - \vec{a}$ と表せるので、

$$ \begin{aligned} OB^2 &= |\vec{a} + \vec{c}|^2 \\ &= |\vec{a}|^2 + 2\vec{a}\cdot\vec{c} + |\vec{c}|^2 \\ &= 1 + 2r\cos\theta + r^2 \end{aligned} $$

$$ \begin{aligned} AC^2 &= |\vec{c} - \vec{a}|^2 \\ &= |\vec{c}|^2 - 2\vec{a}\cdot\vec{c} + |\vec{a}|^2 \\ &= r^2 - 2r\cos\theta + 1 \end{aligned} $$

これらを辺々加えると、

$$ OB^2 + AC^2 = (1+r^2 + 2r\cos\theta) + (1+r^2 - 2r\cos\theta) = 2(1+r^2) $$

これは $\theta$ の値によらず一定である。(証明終)

解法3

**(2)の別解(コーシー・シュワルツの不等式の利用)** **(1)** より $OB^2 + AC^2 = 2(1+r^2)$ である。 実数 $OB, AC$ および $1, 1$ に対してコーシー・シュワルツの不等式を用いると、

$$ (1^2 + 1^2)(OB^2 + AC^2) \geqq (1 \cdot OB + 1 \cdot AC)^2 $$

が成り立つ。これに **(1)** の結果を代入すると、

$$ 2 \cdot 2(1+r^2) \geqq (OB+AC)^2 $$

$$ (OB+AC)^2 \leqq 4(1+r^2) $$

$OB+AC > 0$ であるから、

$$ OB+AC \leqq 2\sqrt{1+r^2} $$

等号が成立するのは、$1 \cdot AC = 1 \cdot OB$ すなわち $OB = AC$ のときである。 **(1)** の計算結果より、$OB^2 = AC^2$ となる条件は、

$$ 1+r^2+2r\cos\theta = 1+r^2-2r\cos\theta $$

$$ 4r\cos\theta = 0 $$

$r>0$ であるから $\cos\theta = 0$ となり、$0 < \theta < \pi$ より $\theta = \frac{\pi}{2}$ のとき等号が成立する。 したがって、$\theta = \frac{\pi}{2}$ のとき最大値 $2\sqrt{1+r^2}$ をとる。

解説

答え

**(1)** $2(1+r^2)$ (一定であることの証明は略解参照)

**(2)** 最大値 $2\sqrt{1+r^2}$ (そのときの $\theta$ の値は $\theta = \frac{\pi}{2}$)

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。