基礎問題集
数学2 微分法「グラフ・増減・極値」の問題5 解説
数学2の微分法「グラフ・増減・極値」にある問題5の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
極大・極小をとる点では導関数が $0$ になる。したがって
- $x=1,3$ で $f'(x)=0$
- さらに $f(1)=1,\ f(3)=0$
を用いればよい。
まず $f'(x)$ が $x=1,3$ を解にもつ2次式であることから形を決める。
解法1
与えられた関数を
$$ f(x)=ax^3+bx^2+cx+d $$
とすると、その導関数は
$$ f'(x)=3ax^2+2bx+c $$
である。
$x=1$ で極大、$x=3$ で極小であるから、ともに停留点であり
$$ f'(1)=0,\quad f'(3)=0 $$
が成り立つ。したがって $f'(x)$ は $x=1,3$ を根にもつ2次式であるので、ある定数 $k$ を用いて
$$ f'(x)=k(x-1)(x-3) $$
と書ける。
これを展開すると
$$ f'(x)=k(x^2-4x+3) $$
である。一方、
$$ f'(x)=3ax^2+2bx+c $$
であるから、係数を比較して
$$ 3a=k,\quad 2b=-4k,\quad c=3k $$
を得る。$k=3a$ を代入すると
$$ b=-6a,\quad c=9a $$
となる。
よって
$$ f(x)=ax^3-6ax^2+9ax+d $$
である。
ここで $x=3$ で極小値 $0$ をとるので
$$ f(3)=0 $$
より
$$ 27a-54a+27a+d=0 $$
すなわち
$$ d=0 $$
である。
また $x=1$ で極大値 $1$ をとるので
$$ f(1)=1 $$
より
$$ a-6a+9a+d=1 $$
すなわち
$$ 4a=1 $$
となるから
$$ a=\frac14 $$
である。
したがって
$$ b=-6a=-\frac32,\quad c=9a=\frac94,\quad d=0 $$
を得る。
最後に極大・極小であることを確認する。
$$ f''(x)=6ax+2b $$
であり、求めた値を代入すると
$$ f''(x)=\frac32x-3 $$
だから
$$ f''(1)=-\frac32<0,\quad f''(3)=\frac32>0 $$
となる。よって $x=1$ で極大、$x=3$ で極小であり、条件に一致する。
解説
この問題の要点は、極大・極小をとる $x$ 座標が分かっているとき、まず導関数の根を決めることである。
3次関数そのものを直接4本の式で処理しても解けるが、
$$ f'(x)=k(x-1)(x-3) $$
と置くと未知数が実質的に減り、計算がかなり整理される。
また、停留点であることと、実際に極大・極小であることは別である。最後に $f''(1)<0,\ f''(3)>0$ を確認しておくと論理が締まる。
答え
$$ a=\frac14,\quad b=-\frac32,\quad c=\frac94,\quad d=0 $$