基礎問題集
数学2 微分法「グラフ・増減・極値」の問題11 解説
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解説
方針・初手
$x^2-x+1$ で割ったときの余りが与えられているので、まず
$$ p(x)=(x^2-x+1)(mx+n)+(-24x+48) $$
とおくのが自然である。 これを展開して係数を比較すれば $a,b$ と商が求まる。さらに、$x-2$ で割り切れる条件 $p(2)=0$ を用いて定数を確定する。最後に微分して極大となる $x$ の値を求める。
解法1
$p(x)$ を $x^2-x+1$ で割ったときの商は1次式であるから、
$$ p(x)=(x^2-x+1)(mx+n)+(-24x+48) $$
とおける。
右辺を展開すると、
$$ \begin{aligned} p(x) &=(mx+n)(x^2-x+1)-24x+48 \\ &=mx^3+(n-m)x^2+(m-n)x+n-24x+48 \\ &=mx^3+(n-m)x^2+(m-n-24)x+(n+48) \end{aligned} $$
となる。
これが
$$ p(x)=ax^3-6x^2-18x+b $$
に一致するので、係数を比較して
$$ m=a,\qquad n-m=-6,\qquad m-n-24=-18,\qquad n+48=b $$
を得る。
ここで
$$ n-m=-6 $$
より
$$ n=m-6 $$
である。
また、$p(x)$ は $x-2$ で割り切れるから
$$ p(2)=0 $$
である。 さきほどの形を用いると、
$$ p(2)=(2^2-2+1)(2m+n)+(-24\cdot 2+48) $$
であり、
$$ 2^2-2+1=3,\qquad -24\cdot 2+48=0 $$
だから
$$ p(2)=3(2m+n)=0 $$
となる。よって
$$ 2m+n=0 $$
である。
ここに $n=m-6$ を代入すると、
$$ 2m+(m-6)=0 $$
すなわち
$$ 3m-6=0 $$
より
$$ m=2 $$
となる。したがって
$$ n=m-6=-4 $$
である。
よって
$$ a=m=2,\qquad b=n+48=-4+48=44 $$
であり、商は
$$ mx+n=2x-4 $$
である。
次に極大となる $x$ を求める。 $p(x)$ は
$$ p(x)=2x^3-6x^2-18x+44 $$
だから、
$$ p'(x)=6x^2-12x-18=6(x^2-2x-3)=6(x-3)(x+1) $$
となる。したがって停留点は
$$ x=-1,\ 3 $$
である。
さらに
$$ p''(x)=12x-12 $$
であるから、
$$ p''(-1)=-24<0 $$
より、$x=-1$ で極大となる。
解説
この問題の要点は、余りが分かっているときは「割る式 $\times$ 商 $+$ 余り」とおくことである。 3次式を2次式で割った商は1次式になるので、未知数は2つで済む。
また、$x-2$ で割り切れるという条件は $p(2)=0$ に言い換えられる。これを先ほどの分解形に代入すると計算が非常に簡単になる。 極大・極小の判定は、微分して停留点を出し、2次導関数の符号で判定すればよい。
答え
$$ \text{(ア)}=2,\qquad \text{(イ)}=44,\qquad \text{(ウ)}=2x-4,\qquad \text{(エ)}=-1 $$
したがって、
$$ a=2,\qquad b=44 $$
であり、$p(x)$ を $x^2-x+1$ で割ったときの商は
$$ 2x-4 $$
である。また、関数 $y=p(x)$ は
$$ x=-1 $$
で極大になる。