基礎問題集
数学2 微分法「最大最小・解の個数」の問題27 解説
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解説
方針・初手
$4^x=(2^x)^2$ とみなせるので,$t=2^x$ とおくと $t>0$ のもとで二次方程式に直せる。
したがって,まず
$$ t=2^x \quad (t>0) $$
とおいて整理するのが自然である。
解法1
$t=2^x\ (t>0)$ とおくと,
$$ 4^x-2^x=k $$
は
$$ t^2-t=k $$
すなわち
$$ t^2-t-k=0 $$
となる。
まず,$4^x-2^x=12$ のときを考えると,
$$ t^2-t-12=0 $$
より,
$$ (t-4)(t+3)=0 $$
である。$t=2^x>0$ であるから $t=4$ であり,
$$ 2^x=4 $$
より
$$ x=2 $$
となる。したがって,$[ア]=2$ である。
次に,方程式 $4^x-2^x=k$ がただ1つの解をもつ条件を調べる。
$t^2-t-k=0$ の解は
$$ t=\frac{1\pm\sqrt{1+4k}}{2} $$
である。ここで $t=2^x>0$ でなければならないので,この二次方程式が正の解をただ1つもつ条件を考えればよい。
二次関数
$$ y=t^2-t $$
を $t>0$ で考えると,
$$ y=\left(t-\frac12\right)^2-\frac14 $$
であるから,最小値は $-\dfrac14$ である。
したがって,$k$ の値によって次のようになる。
**(i)**
$k<-\dfrac14$ のとき
実数解をもたないので,解は存在しない。
**(ii)**
$k=-\dfrac14$ のとき
$$ \left(t-\frac12\right)^2=0 $$
より
$$ t=\frac12 $$
ただ1つである。したがって解はただ1つである。
**(iii)**
$-\dfrac14<k<0$ のとき
放物線と直線 $y=k$ は $t>0$ の範囲で2点で交わるので,正の解を2つもち,したがって $x$ も2つ存在する。
**(iv)**
$k\geqq0$ のとき
$t^2-t-k=0$ では解の積が $-k\leqq0$ であるから,$k>0$ なら1つは正,1つは負であり,正の解はただ1つである。
また,$k=0$ のときは
$$ t(t-1)=0 $$
より $t=0,1$ であるが,$t>0$ なので $t=1$ だけが許される。よってこのときも解はただ1つである。
以上より,方程式 $4^x-2^x=k$ がただ1つの解をもつのは
$$ k\geqq0 $$
または
$$ k=-\frac14 $$
のときである。したがって,
$$ [イ]=0,\quad [ウ]=-\frac14 $$
である。
さらに,$k=[ウ]=-\dfrac14$ のときは
$$ 4^x-2^x=-\frac14 $$
であり,$t=2^x$ とおけば
$$ t^2-t+\frac14=0 $$
すなわち
$$ \left(t-\frac12\right)^2=0 $$
となるから,
$$ t=\frac12 $$
である。よって
$$ 2^x=\frac12 $$
より
$$ x=-1 $$
となる。したがって,$[エ]=-1$ である。
解説
この問題の要点は,指数関数の式をそのまま扱わず,$2^x$ を1つの文字 $t$ に置き換えることである。すると,解の個数の問題は「二次方程式が正の解を何個もつか」という問題に帰着される。
特に $t=2^x>0$ という条件が重要である。二次方程式の実数解の個数だけでなく,そのうち正のものが何個あるかを確認しないと誤る。
答え
$$ [ア]=2,\quad [イ]=0,\quad [ウ]=-\frac14,\quad [エ]=-1 $$