基礎問題集

数学2 微分法「最大最小・解の個数」の問題37 解説

数学2の微分法「最大最小・解の個数」にある問題37の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学2微分法最大最小・解の個数問題37
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学2 微分法 最大最小・解の個数 問題37の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

面積はベクトル $\overrightarrow{OA},\overrightarrow{OB}$ の外積を用いると処理しやすい。

まず (1) は、$\overrightarrow{OA}$ と $\overrightarrow{OB}$ が比例しないこと、すなわち外積が $\boldsymbol{0}$ にならないことを示せばよい。

つぎに (2) では

$$ S=\frac12\left|\overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB}\right| $$

を計算し、$\sin\theta$ のみで表す。

最後に (3) では $t=\sin^2\theta$ とおいて $0\le t\le 1$ の三次関数の最大・最小に帰着する。

解法1

点 $A,B,O$ に対応する位置ベクトルは

$$ \overrightarrow{OA}=(\cos\theta,\sin\theta,0),\qquad \overrightarrow{OB}=(0,\sin2\theta,\cos2\theta) $$

である。

(1) 点 $A,B,O$ が同一直線上にないこと

$O,A,B$ が同一直線上にあるならば、$\overrightarrow{OA}$ と $\overrightarrow{OB}$ は平行であるから、

$$ \overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB}=\boldsymbol{0} $$

であるはずである。

実際に計算すると、

$$ \begin{aligned} \overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB} &= \begin{vmatrix} \boldsymbol{i}&\boldsymbol{j}&\boldsymbol{k}\\ \cos\theta&\sin\theta&0\\ 0&\sin2\theta&\cos2\theta \end{vmatrix}\\ &= (\sin\theta\cos2\theta,-\cos\theta\cos2\theta,\cos\theta\sin2\theta) \end{aligned} $$

となる。

これが $\boldsymbol{0}$ ならば、特に第1成分と第2成分から

$$ \sin\theta\cos2\theta=0,\qquad \cos\theta\cos2\theta=0 $$

であるので、

$$ \cos2\theta=0 $$

が従う。

このとき $\sin2\theta=\pm1$ であるから、第3成分 $\cos\theta\sin2\theta=0$ より

$$ \cos\theta=0 $$

となる。しかし $\cos\theta=0$ ならば

$$ \theta=\frac{\pi}{2}+k\pi $$

であり、

$$ \cos2\theta=\cos(\pi+2k\pi)=-1 $$

となって $\cos2\theta=0$ に矛盾する。

よって

$$ \overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB}\ne \boldsymbol{0} $$

であり、点 $A,B,O$ の3点は同一直線上にない。

(2) 三角形 $OAB$ の面積 $S$

三角形 $OAB$ の面積は

$$ S=\frac12\left|\overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB}\right| $$

である。

したがって

$$ \begin{aligned} \left|\overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB}\right|^2 &= (\sin\theta\cos2\theta)^2+(-\cos\theta\cos2\theta)^2+(\cos\theta\sin2\theta)^2 \end{aligned} $$

\begin{aligned} \cos^2 2\theta(\sin^2\theta+\cos^2\theta)+\cos^2\theta\sin^2 2\theta &= \cos^2 2\theta+\cos^2\theta\sin^2 2\theta \end{aligned}

$$

である。

ここで $\sin\theta=x$ とおくと、$\cos^2\theta=1-x^2$ であり、

$$

\cos2\theta=1-2x^2,\qquad \sin^2 2\theta=4x^2(1-x^2)

$$

だから、

$$

\left|\overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB}\right|^2 =(1-2x^2)^2+(1-x^2)\cdot 4x^2(1-x^2)

$$

$$

=1-4x^4+4x^6

$$

となる。よって

$$

S=\frac12\sqrt{1-4\sin^4\theta+4\sin^6\theta}

$$

である。

(3) $S$ の最大値と最小値

$t=\sin^2\theta$ とおくと

$$

0\le t\le 1

$$

であり、

$$

S=\frac12\sqrt{4t^3-4t^2+1}

$$

となる。

平方根は単調増加であるから、

$$

f(t)=4t^3-4t^2+1

$$

の最大・最小を求めればよい。

微分すると

$$

f'(t)=12t^2-8t=4t(3t-2)

$$

であるから、

となる。したがって $f(t)$ は $t=\dfrac23$ で最小となり、最大は端点 $t=0,1$ でとる。

実際に値を計算すると、

$$

f(0)=1,\qquad f(1)=1,\qquad f\left(\frac23\right)=4\cdot\frac{8}{27}-4\cdot\frac{4}{9}+1=\frac{11}{27}

$$

である。

よって

$$

S_{\max}=\frac12\sqrt{1}=\frac12

$$

$$

S_{\min}=\frac12\sqrt{\frac{11}{27}}=\frac{\sqrt{33}}{18}

となる。

解説

この問題の要点は、空間図形であってもベクトルで処理すれば機械的に進められることである。

(1) では「同一直線上にない」を、位置ベクトルが平行でないことに言い換えるのが基本である。

(2) では面積公式

$$ S=\frac12|\overrightarrow{OA}\times\overrightarrow{OB}| $$

を使うのが最短である。内積を使って

$$ S=\frac12\sqrt{|\overrightarrow{OA}|^2|\overrightarrow{OB}|^2-(\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OB})^2} $$

としても求められるが、この問題では外積のほうが整理しやすい。

(3) では $\sin\theta$ がそのまま動くと見て扱うより、$t=\sin^2\theta$ とおいて区間 $[0,1]$ 上の関数に落とすのが定石である。

答え

**(1)**

点 $A,B,O$ は同一直線上にない。

**(2)**

$$ S=\frac12\sqrt{1-4\sin^4\theta+4\sin^6\theta} $$

**(3)**

$$

\text{最大値 } \frac12,\qquad \text{最小値 } \frac{\sqrt{33}}{18}

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。