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数学2 微分法「最大最小・解の個数」の問題70 解説

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数学2微分法最大最小・解の個数問題70
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数学2 微分法 最大最小・解の個数 問題70の問題画像
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解説

方針・初手

円は $x^2+y^2=1$ であり,曲線 $C$ は $y=ax^3-2x$ であるから,共有点は

$$ x^2+(ax^3-2x)^2=1 $$

を満たす点である。

この式は $x$ の偶関数になっているので,$t=x^2$ とおくと 3 次方程式に帰着できる。 さらに,$t$ の正の解 1 つにつき $x=\pm\sqrt{t}$ が対応するので,共有点が 6 個であることは,$t$ の方程式が $(0,1]$ に相異なる 3 つの解をもつことと同値である。

解法1

共有点では

$$ x^2+(ax^3-2x)^2=1 $$

が成り立つ。ここで $t=x^2$ とおくと,$0<t\le 1$ であり,

$$ (ax^3-2x)^2=x^2(ax^2-2)^2=t(at-2)^2 $$

であるから,

$$ t+t(at-2)^2=1 $$

すなわち

$$ a^2t^3-4at^2+5t-1=0 $$

を得る。

ここで

$$ f(t)=a^2t^3-4at^2+5t-1 $$

とおく。

$t$ の正の解 $t_0$ に対して $x=\pm\sqrt{t_0}$ が定まり,それぞれに対応する $y$ も一意に定まるので,$t$ の正の解 1 つは共有点 2 個に対応する。 したがって,共有点が 6 個であるための必要十分条件は,$f(t)=0$ が区間 $(0,1]$ に相異なる 3 つの解をもつことである。

そこで $f$ の増減を調べる。

$$ f'(t)=3a^2t^2-8at+5 =3a^2\left(t-\frac1a\right)\left(t-\frac{5}{3a}\right) $$

より,極値をとるのは

$$ t=\frac1a,\quad t=\frac{5}{3a} $$

である。

また,

$$ f\left(\frac1a\right) =a^2\cdot\frac1{a^3}-4a\cdot\frac1{a^2}+5\cdot\frac1a-1 =\frac2a-1 $$

$$ f\left(\frac{5}{3a}\right) =a^2\cdot\frac{125}{27a^3}-4a\cdot\frac{25}{9a^2}+5\cdot\frac{5}{3a}-1 =\frac{50}{27a}-1 $$

である。

$f(t)=0$ が $(0,1]$ に相異なる 3 つの解をもつためには,

でなければならない。したがって

$$ f\left(\frac1a\right)>0,\qquad f\left(\frac{5}{3a}\right)<0 $$

が必要である。これより

$$ \frac2a-1>0 \iff a<2 $$

$$ \frac{50}{27a}-1<0 \iff a>\frac{50}{27} $$

を得る。

よって

$$ \frac{50}{27}<a<2 $$

が必要である。

逆に,この範囲の $a$ では

$$ \frac{50}{27}<a<2 $$

より特に $a>\frac53$ であるから,

$$ 0<\frac1a<\frac{5}{3a}<1 $$

となる。さらに

$$ f(0)=-1<0,\qquad f\left(\frac1a\right)>0,\qquad f\left(\frac{5}{3a}\right)<0,\qquad f(1)=a^2-4a+4=(a-2)^2>0 $$

である。

したがって,$f$ は増減より

の計 3 個の相異なる解をもつ。

ゆえに共有点は $2\times 3=6$ 個である。

以上より,求める範囲は

$$ \frac{50}{27}<a<2 $$

である。

解説

この問題の要点は,交点の条件をそのまま $x$ で処理するのではなく,$x^2=t$ とおいて 3 次方程式に直すことである。 もとの式は $x$ の偶関数であるため,$t=x^2$ とおくのが自然であり,しかも $t$ の正の解 1 つが交点 2 個に対応する。

その結果,「共有点が 6 個」という図形的な条件は,「3 次方程式が $(0,1]$ に相異なる 3 解をもつ」という代数的条件に言い換えられる。 あとは導関数で極大値・極小値を調べ,符号条件

$$ \text{極大値}>0,\qquad \text{極小値}<0 $$

を満たすように $a$ を決めればよい。

答え

$$ \frac{50}{27}<a<2 $$

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