基礎問題集
数学2 複素数と方程式「カルダノの公式」の問題2 解説
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解説
方針・初手
$cube$ の差 $(u-v)^3$ を展開すると $u^3-v^3$ と $uv$ が現れるので,
$$ u=\sqrt[3]{5\sqrt{2}+7},\qquad v=\sqrt[3]{5\sqrt{2}-7} $$
とおいて $uv$ を先に求めるのが自然である。実際,$(5\sqrt{2}+7)(5\sqrt{2}-7)=1$ となるため,大きく簡単になる。
解法1
$$ u=\sqrt[3]{5\sqrt{2}+7},\qquad v=\sqrt[3]{5\sqrt{2}-7} $$
とおくと,$\alpha=u-v$ である。
まず,
$$ uv=\sqrt[3]{(5\sqrt{2}+7)(5\sqrt{2}-7)} =\sqrt[3]{50-49} =\sqrt[3]{1} =1 $$
である。
したがって,
$$ \alpha^3=(u-v)^3=u^3-v^3-3uv(u-v) $$
より,
$$ \alpha^3=(5\sqrt{2}+7)-(5\sqrt{2}-7)-3\alpha =14-3\alpha $$
となる。よって
$$ \alpha^3=14-3\alpha $$
であり,$\alpha^3$ は $\alpha$ の一次式で表された。
次に,これを整理すると
$$ \alpha^3+3\alpha-14=0 $$
を得る。
ここで
$$ f(x)=x^3+3x-14 $$
とおくと,
$$ f'(x)=3x^2+3>0 $$
であるから,$f(x)$ は実数全体で単調増加である。したがって実数解は高々1つである。
一方,
$$ f(2)=2^3+3\cdot 2-14=8+6-14=0 $$
より,$x=2$ はこの方程式の実数解である。実数解はただ1つなので,
$$ \alpha=2 $$
である。ゆえに $\alpha$ は整数である。
解説
この問題の要点は,3乗根が2つ現れていても,その積が
$$ (5\sqrt{2}+7)(5\sqrt{2}-7)=1 $$
となることに気づく点にある。これにより $(u-v)^3$ の展開式の $-3uv(u-v)$ がそのまま $-3\alpha$ となり,$\alpha$ についての3次方程式が得られる。
その後は,実際に整数解 $2$ を見つけるだけでは不十分であり,$\alpha$ がその値に一致することを示す必要がある。そこで $x^3+3x-14$ が単調増加であることを用いて,実数解がただ1つであることを確認するのが確実である。
答え
**(1)**
$$ \alpha^3=14-3\alpha $$
**(2)**
$$ \alpha=2 $$
したがって,$\alpha$ は整数である。