基礎問題集
数学2 複素数と方程式「高次方程式」の問題5 解説
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解説
方針・初手
$x$ の偶数次しか現れていないので、$y=x^2$ とおくのが自然である。すると $y\geqq 0$ を満たす2次方程式に帰着する。
元の方程式の解がすべて実数であるためには、$y$ の2つの解がともに実数かつ $0$ 以上であればよい。
解法1
$y=x^2$ とおくと、方程式は
$$ y^2+(1-k)y+2-k^2=0 $$
となる。ただし $y\geqq 0$ である。
この2次方程式の2解を $\alpha,\beta$ とする。元の方程式の解がすべて実数であるためには、$\alpha,\beta$ がともに実数かつ $\alpha,\beta\geqq 0$ であることが必要十分である。
したがって、次の3条件を満たせばよい。
(i) 判別式が $0$ 以上
$$ (1-k)^2-4(2-k^2)\geqq 0 $$
$$ 1-2k+k^2-8+4k^2\geqq 0 $$
$$ 5k^2-2k-7\geqq 0 $$
$$ (5k-7)(k+1)\geqq 0 $$
よって
$$ k\leqq -1 \quad \text{または} \quad k\geqq \frac75 $$
である。
(ii) 2解の和が $0$ 以上
$$ \alpha+\beta=-(1-k)=k-1\geqq 0 $$
よって
$$ k\geqq 1 $$
である。
(iii) 2解の積が $0$ 以上
$$ \alpha\beta=2-k^2\geqq 0 $$
よって
$$ -\sqrt2\leqq k\leqq \sqrt2 $$
である。
以上を合わせると、
$$ \left(k\leqq -1 \ \text{または} \ k\geqq \frac75\right),\quad k\geqq 1,\quad -\sqrt2\leqq k\leqq \sqrt2 $$
を同時に満たす必要があるから、
$$ \frac75\leqq k\leqq \sqrt2 $$
となる。
解説
$x^4$ と $x^2$ だけからなる方程式では、$y=x^2$ とおいて $y$ の条件に直すのが基本である。
ここで注意すべきなのは、単に $y$ の解が実数であるだけでは不十分で、$x^2=y$ の形に戻したときに $x$ が実数になるためには $y\geqq 0$ まで必要になる点である。そのため、判別式・解の和・解の積を同時に調べるのが最も整理しやすい。
答え
$$ \frac75\leqq k\leqq \sqrt2 $$
である。