基礎問題集
数学2 複素数と方程式「高次方程式」の問題40 解説
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解説
方針・初手
自然数解があるという条件から、まずその値を絞る。
この方程式は首項係数が $1$ の整数係数多項式であるから、整数解があれば定数項 $-2$ の約数でなければならない。したがって、自然数解の候補は $1,2$ に限られる。
解法1
与えられた方程式を
$$ f(x)=x^3+nx^2+(n-6)x-2 $$
とおく。
自然数解を $a$ とすると、上で述べたように $a=1$ または $a=2$ である。
**(i)**
$a=1$ のとき
$$ f(1)=1+n+(n-6)-2=2n-7 $$
となる。これが $0$ となるには
$$ 2n-7=0 $$
すなわち
$$ n=\frac{7}{2} $$
でなければならないが、$n$ は自然数なので不適である。
**(ii)**
$a=2$ のとき
$$ f(2)=8+4n+2(n-6)-2 $$
より
$$ f(2)=8+4n+2n-12-2=6n-6=6(n-1) $$
となる。これが $0$ となるには
$$ n=1 $$
である。
したがって、自然数解をもつのは $n=1$ の場合だけであり、そのとき方程式は
$$ x^3+x^2-5x-2=0 $$
となる。しかも $x=2$ が解だから、
$$ x^3+x^2-5x-2=(x-2)(x^2+3x+1) $$
と因数分解できる。
よって残りの2解は、2次方程式
$$ x^2+3x+1=0 $$
の解であるから、
$$ x=\frac{-3\pm\sqrt{5}}{2} $$
となる。
以上より、自然数の解は $2$、他の2解は
$$ \frac{-3+\sqrt{5}}{2},\quad \frac{-3-\sqrt{5}}{2} $$
である。
解説
この問題の要点は、自然数解を直接探しにいく前に「整数係数の首一多項式の整数解は定数項の約数に限られる」という事実を使うことである。
定数項が $-2$ なので候補は $1,2$ しかなく、ここまで絞れれば代入計算だけで $n$ が決まる。その後は1つ解が分かっているので因数分解し、残りは2次方程式として処理すればよい。
答え
自然数の解は
$$ 2 $$
他の2解は
$$ \frac{-3+\sqrt{5}}{2},\quad \frac{-3-\sqrt{5}}{2} $$
である。