基礎問題集
数学2 複素数と方程式「高次方程式」の問題60 解説
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解説
方針・初手
係数 $a,b$ は実数であるから、複素数 $1+i$ が解ならその共役複素数 $1-i$ も解である。したがって、3つの解を
$$ 1+i,\ 1-i,\ \alpha $$
とおき、解と係数の関係を用いて $\alpha,a,b$ を求めればよい。
解法1
与えられた方程式は
$$ x^3+ax^2+8x+b=0 $$
である。
$a,b$ は実数なので、$1+i$ が解であれば $1-i$ も解である。よって3つの解を
$$ 1+i,\ 1-i,\ \alpha $$
とする。
このとき、解と係数の関係より
$$ (1+i)+(1-i)+\alpha=-a $$
であるから、
$$ 2+\alpha=-a \qquad \cdots (1) $$
また、2つずつの積の和は $8$ なので、
$$ (1+i)(1-i)+(1+i)\alpha+(1-i)\alpha=8 $$
ここで
$$ (1+i)(1-i)=1-i^2=2 $$
かつ
$$ (1+i)\alpha+(1-i)\alpha=\alpha{(1+i)+(1-i)}=2\alpha $$
より、
$$ 2+2\alpha=8 $$
したがって、
$$ 2\alpha=6 $$
$$ \alpha=3 $$
これを (1) に代入すると、
$$ 2+3=-a $$
$$ a=-5 $$
さらに、3解の積は $-b$ であるから、
$$ (1+i)(1-i)\alpha=-b $$
すなわち
$$ 2\cdot 3=-b $$
$$ 6=-b $$
$$ b=-6 $$
解説
この問題の要点は、実数係数の多項式では複素数解が共役な組で現れることである。したがって $1+i$ を見た時点で $1-i$ も解だと判断し、残り1つの解を文字でおいて解と係数の関係を使うのが最も自然である。
無理に因数分解を展開して比較しても解けるが、3次方程式では解と係数の関係を使うほうが計算が整理しやすい。
答え
$$ a=-5,\qquad b=-6 $$