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数学2 三角関数「三角関数」の問題6 解説
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解説
方針・初手
$\sin(5x)$ を $\sin x$ の多項式とすると、それを $P(\sin x)$ と書ける。
このとき、定数項以外の係数の和は、一般に多項式 $P(t)$ に対して $P(1)-P(0)$ で求まる。したがって、$\sin x=1$ および $\sin x=0$ となる $x$ を代入すればよい。
解法1
$\sin(5x)$ を $\sin x$ の多項式で
$$ \sin(5x)=P(\sin x) $$
とおく。
多項式
$$ P(t)=a_nt^n+a_{n-1}t^{n-1}+\cdots+a_1t+a_0 $$
において、定数項以外の各係数の和は
$$ a_n+a_{n-1}+\cdots+a_1=P(1)-P(0) $$
である。実際、
$$ P(1)=a_n+a_{n-1}+\cdots+a_1+a_0,\qquad P(0)=a_0 $$
だからである。
そこで $P(\sin x)=\sin(5x)$ を用いる。
まず、$\sin x=1$ となる $x=\dfrac{\pi}{2}$ を代入すると、
$$ P(1)=\sin\left(5\cdot \frac{\pi}{2}\right)=\sin\left(\frac{5\pi}{2}\right)=1 $$
である。
次に、$\sin x=0$ となる $x=0$ を代入すると、
$$ P(0)=\sin 0=0 $$
である。
よって、求める定数項以外の各係数の和は
$$ P(1)-P(0)=1-0=1 $$
となる。
解法2
5倍角の公式より、
$$ \sin(5x)=16\sin^5x-20\sin^3x+5\sin x $$
である。
したがって、$\sin x$ の多項式として見たときの定数項以外の各係数は
$$ 16,\ -20,\ 5 $$
であるから、その和は
$$ 16-20+5=1 $$
となる。
解説
この問題は $\sin(5x)$ を実際に展開しても解けるが、聞かれているのは「係数の和」である。したがって、多項式 $P(t)$ に対して係数の和が $P(1)$、定数項以外の係数の和が $P(1)-P(0)$ になることを使うのが最も速い。
実際に $\sin x=1,\ 0$ となる値を代入できるので、展開計算をせずに答えが出る点がこの問題の要点である。
答え
定数項以外の各係数の和は
$$ 1 $$
である。