基礎問題集
数学2 三角関数「三角関数」の問題40 解説
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解説
方針・初手
$\sin x+\sin 3x$ を和積公式でまとめると,全体を因数分解できる。すると不等式は各因子の符号判定に帰着する。
解法1
和積公式より,
$$ \sin x+\sin 3x=2\sin 2x\cos x $$
である。したがって,
$$ \sin x+\sin 2x+\sin 3x =(\sin x+\sin 3x)+\sin 2x =2\sin 2x\cos x+\sin 2x =\sin 2x(2\cos x+1) $$
さらに $\sin 2x=2\sin x\cos x$ であるから,
$$ \sin x+\sin 2x+\sin 3x =2\sin x\cos x(2\cos x+1) $$
ここで $0^\circ<x<180^\circ$ なので,
$$ \sin x>0 $$
が常に成り立つ。よって,もとの不等式
$$ \sin x+\sin 2x+\sin 3x>0 $$
は
$$ \cos x(2\cos x+1)>0 $$
と同値である。
そこで各因子の符号を調べる。
$\cos x$ は
- $0^\circ<x<90^\circ$ で正
- $90^\circ<x<180^\circ$ で負
である。
また,
$$ 2\cos x+1=0 \iff \cos x=-\frac12 \iff x=120^\circ $$
より,$2\cos x+1$ は
- $0^\circ<x<120^\circ$ で正
- $120^\circ<x<180^\circ$ で負
である。
したがって積 $\cos x(2\cos x+1)$ が正になるのは,2つの因子が同符号のときであるから,
**(i)**
$0^\circ<x<90^\circ$
**(ii)**
$120^\circ<x<180^\circ$
である。
解説
この問題の要点は,3つの正弦の和をそのまま扱わず,和積公式でまとめて因数分解することである。すると,区間 $0^\circ<x<180^\circ$ では $\sin x>0$ が使えるため,結局は $\cos x$ と $2\cos x+1$ の符号だけを見ればよい。
不等式では,$x=90^\circ,\ 120^\circ$ のように因子が $0$ になる境界値を落とさないことが重要である。
答え
$$ 0^\circ<x<90^\circ,\quad 120^\circ<x<180^\circ $$