基礎問題集
数学2 三角関数「三角関数」の問題103 解説
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解説
方針・初手
点の座標をそのまま書き下し,まず直線 $PQ,\ PR$ の傾きを求める。すると $m_1,\ m_2$ はともに $p$ の一次式になるので,$m_1m_2$ は二次式,また角 $\theta$ については2直線のなす角の公式
$$ \tan\theta=\frac{m_2-m_1}{1+m_1m_2} $$
を使えば処理できる。
解法1
放物線 $y=x^2$ 上で
$$ P=(p,\ p^2),\quad Q=(p+1,\ (p+1)^2),\quad R=(p+2,\ (p+2)^2) $$
である。
**(1)**
$m_1,\ m_2$ を求める。
直線 $PQ$ の傾きは
$$ m_1=\frac{(p+1)^2-p^2}{(p+1)-p} =\frac{2p+1}{1} =2p+1 $$
である。
直線 $PR$ の傾きは
$$ m_2=\frac{(p+2)^2-p^2}{(p+2)-p} =\frac{4p+4}{2} =2p+2 $$
である。
したがって,
$$ m_1=2p+1,\quad m_2=2p+2 $$
となる。
**(2)**
$m_1m_2$ の最小値を求める。
(1) より
$$ m_1m_2=(2p+1)(2p+2)=4p^2+6p+2 $$
である。これを平方完成すると
$$ 4p^2+6p+2 =4\left(p+\frac{3}{4}\right)^2-\frac{1}{4} $$
となる。
$4\left(p+\dfrac{3}{4}\right)^2\geqq 0$ であるから,
$$ m_1m_2\geqq -\frac{1}{4} $$
であり,等号は
$$ p=-\frac{3}{4} $$
のときに成り立つ。
よって,$m_1m_2$ の最小値は
$$ -\frac{1}{4} $$
である。
**(3)**
$\tan\theta$ を $p$ で表す。
2直線のなす角の公式より,
$$ \tan\theta=\frac{m_2-m_1}{1+m_1m_2} $$
である。
ここで
$$ m_2-m_1=(2p+2)-(2p+1)=1 $$
また,
$$ 1+m_1m_2 =1+(2p+1)(2p+2) =1+(4p^2+6p+2) =4p^2+6p+3 $$
である。
したがって,
$$ \tan\theta=\frac{1}{4p^2+6p+3} $$
となる。
なお,
$$ 4p^2+6p+3 =4\left(p+\frac{3}{4}\right)^2+\frac{3}{4}>0 $$
であるから,この式は常に意味をもつ。
**(4)**
$\theta$ が最大になる $p$ を求める。
(3) より
$$ \tan\theta=\frac{1}{4p^2+6p+3} $$
である。ここで
$$ 4p^2+6p+3 =4\left(p+\frac{3}{4}\right)^2+\frac{3}{4} $$
だから,分母は $p=-\dfrac{3}{4}$ のとき最小となる。
また $4p^2+6p+3>0$ より $\tan\theta>0$ であり,$\theta$ は鋭角である。したがって $\theta$ を最大にするには $\tan\theta$ を最大にすればよい。
よって,$\theta$ が最大になるのは
$$ p=-\frac{3}{4} $$
のときである。
解説
放物線 $y=x^2$ 上の2点を結ぶ直線の傾きは,差商として自然に計算できる。本問では $x$ 座標が $1,\ 2$ だけずれているので,$m_1,\ m_2$ が非常に簡単な一次式になる。
そのあと,
$$ m_1m_2 $$
や
$$ \tan\theta=\frac{m_2-m_1}{1+m_1m_2} $$
を用いて,結局は二次式の最小値の問題に帰着するのが本質である。最大・最小を問われたら,まず平方完成するのが基本である。
答え
$$ \text{(1)}\quad m_1=2p+1,\quad m_2=2p+2 $$
$$ \text{(2)}\quad m_1m_2\text{ の最小値は }-\frac{1}{4} $$
$$ \text{(3)}\quad \tan\theta=\frac{1}{4p^2+6p+3} $$
$$ \text{(4)}\quad \theta\text{ が最大になるのは }p=-\frac{3}{4} $$