基礎問題集
数学2 三角関数「三角関数・最大最小」の問題3 解説
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解説
方針・初手
$f(\theta)$ を $2\theta$ の式に直し、三角関数の合成を行う。そうすると区間条件 $45^\circ\leqq\theta\leqq135^\circ$ が $2\theta-30^\circ$ の範囲に移り、正弦関数の最大・最小の問題に帰着できる。
解法1
倍角公式を用いて整理する。
$$ \begin{aligned} f(\theta) &=3\sin^2\theta+4\sqrt{3}\sin\theta\cos\theta-\cos^2\theta\\ &=3\cdot\frac{1-\cos2\theta}{2}+4\sqrt{3}\cdot\frac{\sin2\theta}{2}-\frac{1+\cos2\theta}{2}\\ &=1-2\cos2\theta+2\sqrt{3}\sin2\theta \end{aligned} $$
ここで三角関数を合成すると、
$$ \begin{aligned} -2\cos2\theta+2\sqrt{3}\sin2\theta &=4\sin(2\theta-30^\circ) \end{aligned} $$
である。したがって、
$$ f(\theta)=1+4\sin(2\theta-30^\circ) $$
となる。
次に、$\theta$ の範囲を移す。
$$ 45^\circ\leqq\theta\leqq135^\circ $$
より、
$$ 60^\circ\leqq2\theta-30^\circ\leqq240^\circ $$
である。
そこで
$$ x=2\theta-30^\circ $$
とおくと、$x\in[60^\circ,240^\circ]$ における $\sin x$ の最大・最小を考えればよい。
$\sin x$ は $x=90^\circ$ で最大値 $1$ をとるから、
$$ 2\theta-30^\circ=90^\circ $$
より
$$ \theta=60^\circ $$
であり、そのとき
$$ f(\theta)=1+4\cdot1=5 $$
となる。
また、区間 $[60^\circ,240^\circ]$ では $\sin x$ の最小値は右端 $x=240^\circ$ における
$$ \sin240^\circ=-\frac{\sqrt{3}}{2} $$
である。したがって、
$$ 2\theta-30^\circ=240^\circ $$
より
$$ \theta=135^\circ $$
であり、そのとき
$$ f(\theta)=1+4\left(-\frac{\sqrt{3}}{2}\right)=1-2\sqrt{3} $$
となる。
解説
この問題の要点は、$\sin^2\theta,\cos^2\theta,\sin\theta\cos\theta$ を $2\theta$ の式に直して合成することである。元の形のまま最大・最小を考えるより、
$$ f(\theta)=1+4\sin(2\theta-30^\circ) $$
と変形してしまえば、あとは正弦関数の値域を区間つきで調べるだけでよい。
注意すべき点は、最小値を考えるときに $\sin x=-1$ を機械的に使わないことである。今回は $x=2\theta-30^\circ$ の範囲が $[60^\circ,240^\circ]$ なので、$270^\circ$ は含まれない。したがって最小値は端点 $x=240^\circ$ で生じる。
答え
**(ア)**
$60$
**(イ)**
$5$
**(ウ)**
$135$
**(エ)**
$1-2\sqrt{3}$