基礎問題集
数学2 三角関数「三角関数・最大最小」の問題31 解説
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解説
方針・初手
(1) は $t=\sin x-\cos x$ を三角関数の合成で表せばよい。
(2) は (1) で置いた $t=\sin x-\cos x$ をそのまま用いるのが最も自然である。 $(\sin x-\cos x)^2$ を展開すると $\sin 2x$ と結びつくので、$y$ を $t$ の2次式に直して値域を調べる。
解法1
まず
$$ t=\sin x-\cos x $$
を合成すると
$$ t=\sqrt{2}\sin\left(x-\frac{\pi}{4}\right) $$
となる。
ここで $0\leqq x\leqq \pi$ より
$$ -\frac{\pi}{4}\leqq x-\frac{\pi}{4}\leqq \frac{3\pi}{4} $$
である。 この区間における $\sin \theta$ の値域は
$$ -\frac{\sqrt{2}}{2}\leqq \sin \theta \leqq 1 $$
であるから、
$$ -1\leqq t\leqq \sqrt{2} $$
を得る。 これで (1) の答えが出る。
次に (2) を考える。
$$ y=2\sin 2x-2(\sin x-\cos x)+1 $$
であり、$t=\sin x-\cos x$ とおくと
$$ t^2=(\sin x-\cos x)^2 $$
より
$$ t^2=\sin^2 x+\cos^2 x-2\sin x\cos x =1-2\sin x\cos x =1-\sin 2x $$
したがって
$$ \sin 2x=1-t^2 $$
である。これを $y$ に代入すると
$$ y=2(1-t^2)-2t+1 =3-2t^2-2t $$
となる。さらに平方完成して
$$ y=-2\left(t+\frac{1}{2}\right)^2+\frac{7}{2} $$
を得る。
ここで $-1\leqq t\leqq \sqrt{2}$ であるから、この2次関数は上に凸であり、最大値は頂点でとる。頂点は
$$ t=-\frac{1}{2} $$
であり、これは区間 $[-1,\sqrt{2}]$ に含まれるので、
$$ y_{\max}=\frac{7}{2} $$
である。
最小値は区間の端で比較すればよい。
$$ y(-1)=3-2\cdot 1-2(-1)=3 $$
$$ y(\sqrt{2})=3-2\cdot 2-2\sqrt{2}=-1-2\sqrt{2} $$
よって最小値は
$$ -1-2\sqrt{2} $$
である。
したがって $y$ の値域は
$$ -1-2\sqrt{2}\leqq y\leqq \frac{7}{2} $$
となる。
解説
この問題の要点は、(2) を $x$ のまま直接処理しようとしないことである。 (1) で現れた $\sin x-\cos x$ を $t$ とおくと、$(\sin x-\cos x)^2=1-\sin 2x$ が使えるため、$\sin 2x$ を消去して $y$ を $t$ の2次式にできる。
つまり、(1) は単独の小問ではなく、(2) のための準備になっている。 この連動に気づけるかどうかがこの問題の本質である。
答え
**(1)**
$$ -1\leqq t\leqq \sqrt{2} $$
**(2)**
$$ -1-2\sqrt{2}\leqq y\leqq \frac{7}{2} $$