基礎問題集
数学2 積分法「定積分」の問題45 解説
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解説
方針・初手
絶対値を外すには,被積分関数の符号が変わる点を調べればよい。
まず
$$ x^2-\frac12x-\frac12=\left(x-1\right)\left(x+\frac12\right) $$
と因数分解できるので,符号が変わるのは $x=-\dfrac12,\ 1$ である。したがって,積分区間 $[-1,1]$ を $x=-\dfrac12$ で分けて絶対値を外す。
解法1
$f(x)=x^2-\dfrac12x-\dfrac12$ とおく。
$$ f(x)=\left(x-1\right)\left(x+\frac12\right) $$
より,区間ごとの符号は次のようになる。
**(i)**
$-1\leqq x\leqq -\dfrac12$ のとき
$x-1<0,\ x+\dfrac12\leqq 0$ であるから,$f(x)\geqq 0$ である。したがって
$$ |f(x)|=f(x)=x^2-\frac12x-\frac12 $$
となる。
**(ii)**
$-\dfrac12\leqq x\leqq 1$ のとき
$x-1\leqq 0,\ x+\dfrac12\geqq 0$ であるから,$f(x)\leqq 0$ である。したがって
$$ |f(x)|=-f(x)=-x^2+\frac12x+\frac12 $$
となる。
よって求める積分は
$$ \int_{-1}^{1}\left|x^2-\frac12x-\frac12\right|dx =\int_{-1}^{-\frac12}\left(x^2-\frac12x-\frac12\right)dx +\int_{-\frac12}^{1}\left(-x^2+\frac12x+\frac12\right)dx $$
である。
第1項は
$$ \int_{-1}^{-\frac12}\left(x^2-\frac12x-\frac12\right)dx =\left[\frac{x^3}{3}-\frac{x^2}{4}-\frac{x}{2}\right]_{-1}^{-\frac12} =\frac{11}{48} $$
であり,第2項は
$$ \int_{-\frac12}^{1}\left(-x^2+\frac12x+\frac12\right)dx =\left[-\frac{x^3}{3}+\frac{x^2}{4}+\frac{x}{2}\right]_{-\frac12}^{1} =\frac{9}{16} $$
である。
したがって
$$ \int_{-1}^{1}\left|x^2-\frac12x-\frac12\right|dx =\frac{11}{48}+\frac{9}{16} =\frac{11}{48}+\frac{27}{48} =\frac{19}{24} $$
である。
解説
絶対値つきの定積分では,まず中身が $0$ になる点を求め,その点で区間を分けるのが基本である。
この問題では,被積分関数が因数分解できるため,符号変化の位置がすぐに分かる。あとは各区間で絶対値を外して通常の定積分を計算すればよい。
答え
$$ \int_{-1}^{1}\left|x^2-\frac12x-\frac12\right|dx=\frac{19}{24} $$