基礎問題集
数学2 式と証明「式の値」の問題25 解説
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解説
方針・初手
共通の値を $k$ とおく。
すると
$$ \frac{y+z}{x}=\frac{z+x}{y}=\frac{x+y}{z}=k $$
より
$$ y+z=kx,\quad z+x=ky,\quad x+y=kz $$
が成り立つ。ここで $x+y+z$ を $S$ とおくと,各式は $S=(k+1)x,\ (k+1)y,\ (k+1)z$ の形に直せるので,$S\neq 0$ の場合と $S=0$ の場合で場合分けすればよい。
解法1
共通の値を $k$ とおくと,
$$ y+z=kx,\quad z+x=ky,\quad x+y=kz $$
である。
ここで $S=x+y+z$ とおくと,
$$ y+z=S-x $$
であるから,$y+z=kx$ より
$$ S-x=kx $$
すなわち
$$ S=(k+1)x $$
を得る。同様にして
$$ S=(k+1)y,\quad S=(k+1)z $$
も成り立つ。
**(i)**
$x+y+z\neq 0$ のとき
このとき $S\neq 0$ である。
もし $k+1=0$ なら $S=(k+1)x=0$ となってしまい矛盾する。したがって $k+1\neq 0$ であるから,
$$ x=y=z=\frac{S}{k+1} $$
となる。
これを $S=x+y+z$ に代入すると,
$$ S=3\frac{S}{k+1} $$
であり,$S\neq 0$ だから両辺を $S$ で割って
$$ 1=\frac{3}{k+1} $$
よって
$$ k+1=3,\quad k=2 $$
となる。
したがって,この式の値は $2$ である。
**(ii)**
$x+y+z=0$ のとき
このとき $S=0$ であるから,
$$ S=(k+1)x $$
より
$$ (k+1)x=0 $$
を得る。もとの式が定義されているので $x\neq 0$ であるから,
$$ k+1=0 $$
すなわち
$$ k=-1 $$
である。
したがって,この式の値は $-1$ である。
解説
この問題の要点は,共通の値を文字でおいて式を対称的に処理することである。
各分子は「全体の和 $x+y+z$ から対応する文字を引いたもの」になっているので,$S=x+y+z$ とおくと一気に整理できる。すると $S=(k+1)x,\ (k+1)y,\ (k+1)z$ が得られ,$S\neq 0$ なら $x=y=z$,$S=0$ なら $k=-1$ とすぐに決まる。
答え
$$ \boxed{\text{イ}=2,\quad \text{ウ}=-1} $$