基礎問題集
数学2 式と証明「恒等式」の問題15 解説
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解説
方針・初手
4次式が2次式の平方であるなら、
$$ x^4+ax^3+11x^2+bx+1=(px^2+qx+r)^2 $$
とおける。これを展開して係数を比較すれば、$p,q,r$ の条件が分かり、そこから $a,b$ が決まる。
解法1
与えられた式がある2次式の平方であるから、
$$ x^4+ax^3+11x^2+bx+1=(px^2+qx+r)^2 $$
とおく。
右辺を展開すると、
$$ (px^2+qx+r)^2 =p^2x^4+2pqx^3+(q^2+2pr)x^2+2qrx+r^2 $$
である。
これが
$$ x^4+ax^3+11x^2+bx+1 $$
に一致するので、係数比較により
$$ p^2=1,\quad 2pq=a,\quad q^2+2pr=11,\quad 2qr=b,\quad r^2=1 $$
を得る。
ここで $p^2=1,\ r^2=1$ より
$$ p=\pm 1,\quad r=\pm 1 $$
である。
次に
$$ q^2+2pr=11 $$
に注目する。$p,r=\pm1$ だから $pr=\pm1$ であり、
$$ q^2=11-2pr $$
となる。
**(i)**
$pr=1$ のとき
$$ q^2=11-2=9 $$
より
$$ q=\pm3 $$
である。
このとき
$$ a=2pq,\quad b=2qr $$
であり、しかも $pr=1$ なので $p,r$ は同符号である。したがって $a,b$ は等しくなり、
$$ (a,b)=(6,6),\ (-6,-6) $$
を得る。
**(ii)**
$pr=-1$ のとき
$$ q^2=11-2(-1)=13 $$
となる。しかしこのとき
$$ a=2pq,\quad b=2qr $$
は $\pm2\sqrt{13}$ を含み、整数にならない。これは $a,b$ が整数であることに反する。
よって (ii) は不適である。
以上より、求める値は
$$ (a,b)=(6,6),\ (-6,-6) $$
である。
解説
この問題の要点は、4次式が2次式の平方なら一般に $(px^2+qx+r)^2$ とおいて係数比較することである。
特に今回は、最高次係数と定数項がともに $1$ なので $p,r=\pm1$ とすぐ分かる。このことから $q^2+2pr=11$ を調べるだけで候補が大きく絞られる。整数条件が最後の決め手になっている。
答え
$$ (a,b)=(6,6),\ (-6,-6) $$