基礎問題集
数学2 式と証明「多項定理」の問題1 解説
数学2の式と証明「多項定理」にある問題1の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
$(x,\ \frac12,\ \frac1x)$ の3項から5個を選んで掛け合わせたとき、できる項の $x$ の指数に注目する。
$x^3$ の項が現れるのは、$x$ を何個、$\frac1x$ を何個、$\frac12$ を何個選ぶかが条件を満たす場合だけである。したがって、多項定理の考え方で場合を絞ればよい。
解法1
$(x+\frac12+\frac1x)^5$ を展開したとき、$x$ を $a$ 個、$\frac12$ を $b$ 個、$\frac1x$ を $c$ 個選ぶとする。
このとき
$$ a+b+c=5 $$
であり、できる項の $x$ の指数は
$$ a-c $$
である。
いま $x^3$ の係数を求めたいので、
$$ a-c=3 $$
を満たす必要がある。
したがって
$$ a=c+3 $$
であり、これを $a+b+c=5$ に代入すると
$$ (c+3)+b+c=5 $$
$$ b+2c=2 $$
となる。
これを満たす非負整数解は次の2通りである。
**(i)**
$c=0,\ b=2,\ a=3$
このときの項の係数は
$$ \frac{5!}{3!2!0!}\left(\frac12\right)^2 =10\cdot\frac14 =\frac52 $$
である。
**(ii)**
$c=1,\ b=0,\ a=4$
このときの項の係数は
$$ \frac{5!}{4!0!1!}\left(\frac12\right)^0 =5 $$
である。
よって、求める $x^3$ の係数は
$$ \frac52+5=\frac{15}{2} $$
となる。
解説
この問題では、展開を実際に最後まで行う必要はない。各項が $x,\ \frac12,\ \frac1x$ のどれから作られるかを数え、指数条件 $a-c=3$ を立てるのが本質である。
受験で詰まりやすいのは、係数だけでなく「指数条件」を先に整理しないことである。まず $x$ の個数と $\frac1x$ の個数の差を見る、という方針を持つと処理が速い。
答え
求める $x^3$ の係数は
$$ \frac{15}{2} $$
である。