基礎問題集
数学2 指数対数「対数関数」の問題20 解説
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解説
方針・初手
与えられた対数方程式は,底を $a$ にそろえると $x$ と $y$ の関係式に直せる。
まず (1) で $y$ を $x$ の式で表し,その結果を (2) の $x-y$ に代入して,$x$ だけの2次式として最大値を求める。
解法1
与えられた等式
$$ \log_{\sqrt{a}} x=1+\log_a y $$
について,左辺を底 $a$ の対数に直すと,
$$ \begin{aligned} \log_{\sqrt{a}} x &= \frac{\log_a x}{\log_a \sqrt{a}} \\ \frac{\log_a x}{1/2} \\ 2\log_a x \end{aligned} $$
である。したがって,
$$ 2\log_a x=1+\log_a y $$
となる。
ここで $1=\log_a a$ であるから,
$$ 2\log_a x=\log_a a+\log_a y=\log_a(ay) $$
よって,
$$ \log_a x^2=\log_a(ay) $$
となり,対数の真数を比較して
$$ x^2=ay $$
を得る。したがって,
$$ y=\frac{x^2}{a} $$
である。
次に,
$$ x-y=x-\frac{x^2}{a} $$
であるから,これを平方完成すると,
$$ \begin{aligned} x-\frac{x^2}{a} &= -\frac{1}{a}\left(x^2-ax\right) \\ -\frac{1}{a}\left\{\left(x-\frac{a}{2}\right)^2-\frac{a^2}{4}\right\} \end{aligned} $$
すなわち,
$$ \begin{aligned} x-y &= \frac{a}{4}-\frac{1}{a}\left(x-\frac{a}{2}\right)^2 \end{aligned} $$
となる。
$a>0$ であるから,第2項は $0$ 以上であり,
$$ x-y\leqq \frac{a}{4} $$
である。等号は
$$ x-\frac{a}{2}=0 $$
すなわち
$$ x=\frac{a}{2} $$
のとき成り立つ。
このとき,
$$ \begin{aligned} y=\frac{x^2}{a} &= \frac{\left(\frac{a}{2}\right)^2}{a} \\ \frac{a}{4} \end{aligned} $$
である。
解説
この問題の要点は,底が $\sqrt{a}$ と $a$ で異なっているので,まず底を統一することである。
(1) ができれば (2) は $x-\dfrac{x^2}{a}$ という下に凸ではなく上に凸の2次式となるため,平方完成で最大値がすぐに求まる。微分を使わずに処理できる典型問題である。
答え
**(1)**
$$ y=\frac{x^2}{a} $$
**(2)**
$$ x-y の最大値は \frac{a}{4} $$
そのとき,
$$ x=\frac{a}{2},\quad y=\frac{a}{4} $$