基礎問題集
数学2 指数対数「対数関数」の問題34 解説
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解説
方針・初手
まず与式から $x,y$ の符号を確認する。
$x^3=48y^2,\ y^5=54x^2$ より、右辺はいずれも $0$ 以上であるから
$$ x\geqq 0,\quad y\geqq 0 $$
である。
さらに $x=0$ なら $48y^2=0$ となるので $y=0$、逆に $y=0$ なら $54x^2=0$ となるので $x=0$ である。したがって $(x,y)=(0,0)$ は実際に解である。
一方、問題文の指示どおり対数を使うには $x>0,\ y>0$ の場合を考えればよい。この非零解を対数で求める。
解法1
$10$ を底とする対数を $\log$ と書く。
$x^3=48y^2$ より
$$ 3\log x=\log 48+2\log y $$
ここで
$$ \log 48=\log(2^4\cdot 3)=4\log 2+\log 3 $$
であるから
$$ 3\log x-2\log y=4\log 2+\log 3 $$
したがって
$$ [ア]=3,\quad [イ]=2,\quad [ウ]=4 $$
である。
次に、$y^5=54x^2$ より
$$ 5\log y=\log 54+2\log x $$
また
$$ \log 54=\log(2\cdot 3^3)=\log 2+3\log 3 $$
であるから
$$ -2\log x+5\log y=\log 2+3\log 3 $$
ここで
$$ a=\log x,\quad b=\log y $$
とおくと、
$$ \begin{cases} 3a-2b=4\log 2+\log 3 \\ -2a+5b=\log 2+3\log 3 \end{cases} $$
を得る。
第1式を $5$ 倍、第2式を $2$ 倍して加えると
$$ 11a=22\log 2+11\log 3 $$
よって
$$ a=2\log 2+\log 3=\log 12 $$
したがって
$$ x=12 $$
同様に、第1式を $2$ 倍、第2式を $3$ 倍して加えると
$$ 11b=11\log 2+11\log 3 $$
よって
$$ b=\log 2+\log 3=\log 6 $$
したがって
$$ y=6 $$
以上より、対数を用いて得られる非零解は
$$ x=12,\quad y=6 $$
である。したがって
$$ [エ]=12,\quad [オ]=6 $$
解説
対数を使うと、べき乗の関係を $\log x,\log y$ の一次方程式に直せる。この問題ではそこが中心である。
ただし、$\log x,\log y$ を用いるには $x>0,\ y>0$ が必要である。実際には $(x,y)=(0,0)$ も元の方程式を満たすので、厳密には最初に $0$ の場合を切り分ける必要がある。
答え
$$ [ア]=3,\quad [イ]=2,\quad [ウ]=4,\quad [エ]=12,\quad [オ]=6 $$
なお、元の連立方程式の実数解全体は
$$ (x,y)=(0,0),\ (12,6) $$
である。