基礎問題集
数学2 図形と式「円」の問題9 解説
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解説
方針・初手
円 $D_1$ は $a$ を含む円の族である。したがって、まず式を $a$ を含む部分と含まない部分に分けると、$a$ によらない定点が求めやすい。
つぎに、$D_1$ を平方完成して中心と半径を求める。最後は、$D_1$ と $D_2$ が接する条件を用いて $a$ を決定する。
解法1
$D_1$ の方程式は
$$ x^2+y^2-6ax+2ay+20a-10=0 $$
である。これを $a$ について整理すると
$$ x^2+y^2-10+a(-6x+2y+20)=0 $$
となる。
$a$ の値に関わらず通る定点では、この式がすべての $a$ で成り立つので、
$$ \begin{cases} x^2+y^2-10=0 \\ -6x+2y+20=0 \end{cases} $$
を同時に満たす。
後式より
$$ y=3x-10 $$
であるから、これを前式に代入すると
$$ x^2+(3x-10)^2=10 $$
$$ 10x^2-60x+90=0 $$
$$ x^2-6x+9=0 $$
$$ (x-3)^2=0 $$
より
$$ x=3,\quad y=-1 $$
となる。したがって、定点は $(3,-1)$ である。
つぎに、$D_1$ を平方完成すると
$$ (x-3a)^2+(y+a)^2=10(a-1)^2 $$
となる。よって、中心を $P(s,t)$ とすると
$$ s=3a,\quad t=-a $$
であるから、
$$ s+3t=0 $$
を満たす。
また、半径は
$$ \sqrt{10(a-1)^2}=\sqrt{10}|a-1| $$
である。
最後に、$D_2$ は
$$ x^2+y^2=25 $$
であるから、$D_1$ と $D_2$ の共通点は両式の差をとって
$$ -6ax+2ay+20a+15=0 $$
を満たす。
円 $D_1,\ D_2$ が接するとき、この共通点を表す直線は円 $D_2$ の接線になる。したがって、原点からこの直線までの距離が半径 $5$ に等しい。
よって
$$ \frac{|20a+15|}{\sqrt{(-6a)^2+(2a)^2}}=5 $$
すなわち
$$ \frac{|20a+15|}{2\sqrt{10}|a|}=5 $$
である。これを整理すると
$$ |20a+15|=10\sqrt{10}|a| $$
両辺を2乗して
$$ (20a+15)^2=1000a^2 $$
$$ 400a^2+600a+225=1000a^2 $$
$$ 8a^2-8a-3=0 $$
となるので、
$$ a=\frac{8\pm\sqrt{64+96}}{16} =\frac{8\pm4\sqrt{10}}{16} =\frac{2\pm\sqrt{10}}{4} $$
である。
解説
定点を求めるときは、文字 $a$ を含む部分と含まない部分に分けるのが基本である。この問題では、$a$ の係数と定数部分をそれぞれ $0$ にすることで一意に定点が定まる。
また、中心は平方完成で直ちに求まる。中心 $(3a,-a)$ は $a$ に比例して動くので、その軌跡は直線 $s+3t=0$ になる。
接する条件は、中心間距離と半径で処理してもよいが、この問題では両円の差から出る一次式を用いて「共通弦が接線になる」と考えると計算がまとまりやすい。
答え
**(1)**
① は $(3,-1)$
**(2)**
② は $3a$、③ は $-a$、④ は $s+3t=0$
**(3)**
⑤ は $\sqrt{10}|a-1|$
**(3)**
⑥、⑦ は
$$ \frac{2-\sqrt{10}}{4},\quad \frac{2+\sqrt{10}}{4} $$
である。