基礎問題集
数学2 図形と式「円と直線」の問題5 解説
数学2の図形と式「円と直線」にある問題5の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
円 $x^2+y^2=2$ の中心は原点 $O$、半径は $\sqrt{2}$ である。
まず、直線 $y=2x+k$ を円に代入して共有点が異なる2点となる条件を調べる。 次に、$\triangle OAB$ の面積は、弦 $AB$ と中心 $O$ の関係を用いて
$$ \frac12 \times AB \times (\text{点 }O\text{ から直線 }AB\text{ への距離}) $$
で表すと処理しやすい。
解法1
(1) 共有点が異なる2点となるための $k$ の範囲を求める。
直線 $y=2x+k$ を円 $x^2+y^2=2$ に代入すると、
$$ x^2+(2x+k)^2=2 $$
より
$$ 5x^2+4kx+k^2-2=0 $$
を得る。
共有点が異なる2点であるためには、この2次方程式が異なる2実根をもてばよい。したがって判別式を $D$ とすると
$$ D=(4k)^2-4\cdot 5\cdot (k^2-2) =16k^2-20k^2+40 =40-4k^2 $$
であり、
$$ D>0 $$
より
$$ 40-4k^2>0 $$
すなわち
$$ k^2<10 $$
である。よって
$$ -\sqrt{10}<k<\sqrt{10} $$
となる。
**(2)**
$\triangle OAB$ の面積の最大値を求め、そのときの $k$ を求める。
直線 $y=2x+k$ を
$$ 2x-y+k=0 $$
とみると、原点 $O(0,0)$ からこの直線までの距離を $d$ として
$$ d=\frac{|k|}{\sqrt{2^2+(-1)^2}}=\frac{|k|}{\sqrt{5}} $$
である。
円の半径は $\sqrt{2}$ なので、弦 $AB$ の長さは
$$ AB=2\sqrt{(\sqrt{2})^2-d^2} =2\sqrt{2-d^2} $$
となる。
したがって、$\triangle OAB$ の面積を $S$ とすると
$$ S=\frac12 \cdot AB \cdot d =\frac12 \cdot 2\sqrt{2-d^2}\cdot d =d\sqrt{2-d^2} $$
である。
ここで $0\le d<\sqrt{2}$ であるから、$S^2$ を考えると
$$ S^2=d^2(2-d^2) $$
となる。$t=d^2$ とおくと $0\le t<2$ で
$$ S^2=t(2-t)=2t-t^2=1-(t-1)^2 $$
であるから、最大値は $t=1$ のときにとる。
よって
$$ S^2_{\max}=1 $$
より
$$ S_{\max}=1 $$
である。
また、このとき $d^2=1$ なので
$$ \left(\frac{|k|}{\sqrt{5}}\right)^2=1 $$
すなわち
$$ k^2=5 $$
より
$$ k=\pm \sqrt{5} $$
である。
解説
この問題の本質は、円と直線の位置関係を「判別式」と「中心から直線までの距離」で捉えることである。
(1) では、直線を円に代入してできる2次方程式が異なる2実根をもつ条件を使えばよい。
(2) では、$A,B$ の座標を直接求めて面積を計算することもできるが、円の中心が原点であることから、弦 $AB$ の長さと中心から弦までの距離を使うのが最も自然である。 面積を $d\sqrt{2-d^2}$ と置ければ、あとは2次関数の最大値の問題に帰着する。
答え
**(1)**
$$ -\sqrt{10}<k<\sqrt{10} $$
**(2)**
面積の最大値は
$$ 1 $$
そのときの $k$ は
$$ k=\pm \sqrt{5} $$