基礎問題集
数学2 図形と式「軌跡」の問題7 解説
数学2の図形と式「軌跡」にある問題7の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
交点 (P(x,y)) をまず (t) を用いて表す。
その後、もとの2直線の式を (t(x-1)=y), (t(y+2)=-(x+1)) の形に直して (t) を消去すると、(P) の軌跡が求まる。最後にその軌跡上での (x) の最大値を調べる。
解法1
交点 (P(x,y)) は2直線
$$ tx-y=t,\qquad x+ty=-2t-1 $$
を同時に満たす。
まず第1式から
$$ y=tx-t $$
である。これを第2式に代入すると
$$ x+t(tx-t)=-2t-1 $$
すなわち
$$ (1+t^2)x=t^2-2t-1 $$
となるから、
$$ x=\frac{t^2-2t-1}{t^2+1} $$
を得る。
したがって
$$ y=tx-t =t\left(\frac{t^2-2t-1}{t^2+1}-1\right) =\frac{-2t^2-2t}{t^2+1} $$
である。よって、(P) の (y) 座標は
$$ \frac{-2t^2-2t}{t^2+1} $$
である。
次に軌跡を求める。上で得た (x,y) を用いると、
$$ x^2+(y+1)^2 =\left(\frac{t^2-2t-1}{t^2+1}\right)^2 +\left(\frac{-2t^2-2t}{t^2+1}+1\right)^2 =2 $$
となる。したがって (P) は曲線
$$ x^2+(y+1)^2=2 $$
上を動く。
ただし、この円上の点 ((1,-2)) は実際にはとらない。実際、もし (P=(1,-2)) なら、第1式に代入して
$$ t\cdot 1-(-2)=t $$
となり、
$$ t+2=t $$
となって矛盾する。よって ((1,-2)) は除かれる。
逆に、円
$$ x^2+(y+1)^2=2 $$
上の点で ((1,-2)) 以外の点をとると、(y+2\neq 0) なので
$$ t=-\frac{x+1}{y+2} $$
とおける。円の方程式より
$$ x^2+y^2+2y-1=0 $$
すなわち
$$ (x+1)(x-1)+y(y+2)=0 $$
であるから、
$$ -\frac{x+1}{y+2}(x-1)=y $$
となり、
$$ t(x-1)=y $$
を満たす。また定義より
$$ t(y+2)=-(x+1) $$
も成り立つ。これはもとの2直線の条件と同値である。したがって軌跡は
$$ x^2+(y+1)^2=2 $$
から点 ((1,-2)) を除いたものである。
最後に (x) 座標の最大値を求める。軌跡は中心 ((0,-1))、半径 (\sqrt{2}) の円から1点を除いたものであるから、
$$ x\le \sqrt{2} $$
であり、等号は (y=-1) のとき成り立つ。実際、この点は除かれていないので最大値は
$$ \sqrt{2} $$
である。
解説
交点の軌跡では、まずパラメータ (t) を用いて座標を表し、その後 (t) を消去するのが基本である。
この問題では、軌跡が円になることが分かれば、(x) 座標の最大値は図形的に直ちに読める。注意すべき点は、円全体ではなく1点 ((1,-2)) が除かれることである。ただしこの点は円の最右点ではないので、最大値そのものには影響しない。
答え
**(ア)**
$$ \frac{-2t^2-2t}{t^2+1} $$
**(イ)**
$$ x^2+(y+1)^2=2 $$
**(ウ)**
$$ (1,-2) $$
**(エ)**
$$ \sqrt{2} $$