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数学2 図形と式「軌跡」の問題24 解説
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解説
方針・初手
$\overrightarrow{OQ}=k\overrightarrow{OP}$ より、点 $Q$ は点 $P$ と原点を結ぶ半直線上にあり、座標は
$$ c=ka,\qquad d=kb $$
と表せる。したがって、まず $a,b$ と $c,d$ の関係を整理し、条件 $OP\cdot OQ=4$ を用いて $k$ を求める。
そのうえで、点 $P$ が直線 $2x+y-6=0$ 上にある条件を、点 $Q(c,d)$ の条件に書き換えればよい。
解法1
$\overrightarrow{OQ}=k\overrightarrow{OP}$ より
$$ (c,d)=k(a,b) $$
であるから、
$$ c=ka,\qquad d=kb $$
が成り立つ。
また、$k>0$ なので
$$ OQ=k\cdot OP $$
である。よって条件 $OP\cdot OQ=4$ から
$$ OP\cdot (k,OP)=4 $$
すなわち
$$ k,OP^2=4 $$
を得る。
ここで
$$ OP^2=a^2+b^2 $$
であり、さらに $c=ka,\ d=kb$ だから
$$ c^2+d^2=k^2(a^2+b^2)=k^2OP^2 $$
である。上の $k,OP^2=4$ を用いると
$$ c^2+d^2=k^2OP^2=k,(kOP^2)=4k $$
となるので、
$$ k=\frac{c^2+d^2}{4} $$
である。
(1)
したがって、
$$ k=\frac{c^2+d^2}{4} $$
である。
(2)
点 $P(a,b)$ が直線 $2x+y-6=0$ 上を動くので、
$$ 2a+b-6=0 $$
が成り立つ。
一方、
$$ a=\frac{c}{k},\qquad b=\frac{d}{k} $$
であるから、これを代入して
$$ 2\frac{c}{k}+\frac{d}{k}-6=0 $$
すなわち
$$ 2c+d=6k $$
を得る。
ここで (1) より
$$ k=\frac{c^2+d^2}{4} $$
なので、
$$ 2c+d=6\cdot \frac{c^2+d^2}{4} $$
となる。整理すると
$$ 3(c^2+d^2)-4c-2d=0 $$
すなわち
$$ 3c^2-4c+3d^2-2d=0 $$
である。これを平方完成すると、
$$ c^2-\frac{4}{3}c+d^2-\frac{2}{3}d=0 $$
より
$$ \left(c-\frac{2}{3}\right)^2-\frac{4}{9} +\left(d-\frac{1}{3}\right)^2-\frac{1}{9}=0 $$
したがって
$$ \left(c-\frac{2}{3}\right)^2+\left(d-\frac{1}{3}\right)^2=\frac{5}{9} $$
となる。よって、点 $Q$ は
$$ \left(x-\frac{2}{3}\right)^2+\left(y-\frac{1}{3}\right)^2=\frac{5}{9} $$
で表される円 $C$ 上を動く。
(3)
点 $P$ は $(0,6)$ から $(3,0)$ まで動くので、この間では
$$ a\geqq 0,\qquad b\geqq 0 $$
である。しかも $k>0$ より
$$ (c,d)=k(a,b) $$
だから、点 $Q$ も常に第1象限(座標軸上を含む)にある。
まず両端に対応する点を求める。
**(i)**
$P=(0,6)$ のとき
$$ OP=6,\qquad OQ=\frac{4}{6}=\frac{2}{3} $$
であり、$Q$ は $y$ 軸上にあるから
$$ Q=\left(0,\frac{2}{3}\right) $$
である。
**(ii)**
$P=(3,0)$ のとき
$$ OP=3,\qquad OQ=\frac{4}{3} $$
であり、$Q$ は $x$ 軸上にあるから
$$ Q=\left(\frac{4}{3},0\right) $$
である。
したがって、点 $Q$ の動く範囲は、円
$$ \left(x-\frac{2}{3}\right)^2+\left(y-\frac{1}{3}\right)^2=\frac{5}{9} $$
のうち、第1象限にある部分、すなわち
$$ \left(0,\frac{2}{3}\right)\ \text{から}\ \left(\frac{4}{3},0\right) $$
までの上側の円弧である。
解説
この問題の本質は、$\overrightarrow{OQ}=k\overrightarrow{OP}$ によって $P,Q$ が原点から同じ方向にあることと、$OP\cdot OQ=4$ が反比例型の条件になっていることである。
(2) では、$P$ の条件をそのまま扱うのではなく、$a=\frac{c}{k},\ b=\frac{d}{k}$ として $Q$ の条件へ移すのが基本手順である。すると $k$ を消去して円の方程式が得られる。
(3) では、円全体を答えるのではなく、どの部分を動くかまで確定する必要がある。ここで $a,b\geqq 0$ かつ $k>0$ から $c,d\geqq 0$ が分かるので、第1象限の円弧であることが決まる。
答え
**(1)**
$$ k=\frac{c^2+d^2}{4} $$
**(2)**
円 $C$ の方程式は
$$ \left(x-\frac{2}{3}\right)^2+\left(y-\frac{1}{3}\right)^2=\frac{5}{9} $$
である。
**(3)**
点 $Q$ の動く範囲は、円 $C$ のうち
$$ \left(0,\frac{2}{3}\right)\ \text{から}\ \left(\frac{4}{3},0\right) $$
までの第1象限側の円弧である。