基礎問題集
数学3 微分法「最大最小・解の個数」の問題27 解説
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解説
方針・初手
面積は
$$ S=\frac12 ,AB\cdot AC\cdot \sin A $$
であるから,$AB=x$ とおいたら,$AC$ を $x$ で表せばよい。
周の長さが $2$ であることから $BC$ も $x,AC$ で表せるので,余弦定理を用いて $AC$ を決める。
解法1
$AC=y$ とおく。すると,周の長さが $2$ であるから
$$ BC=2-x-y $$
である。
また,$\cos A=\dfrac79$ であるから,余弦定理より
$$ (2-x-y)^2=x^2+y^2-2xy\cdot \frac79 $$
これを整理すると
$$ 4-4x-4y+2xy+\frac{14}{9}xy=0 $$
すなわち
$$ 36-36x-36y+32xy=0 $$
したがって
$$ y(32x-36)=36(x-1) $$
となるので,
$$ y=\frac{36(x-1)}{32x-36}=\frac{9(1-x)}{9-8x} $$
を得る。
次に,$\cos A=\dfrac79$ より
$$ \sin A=\sqrt{1-\left(\frac79\right)^2} =\sqrt{\frac{32}{81}} =\frac{4\sqrt2}{9} $$
であるから,面積 $S$ は
$$ S=\frac12 \cdot x\cdot y\cdot \sin A $$
より
$$ S=\frac12 \cdot x\cdot \frac{9(1-x)}{9-8x}\cdot \frac{4\sqrt2}{9} =\frac{2\sqrt2,x(1-x)}{9-8x} $$
となる。これで (1) が求まる。
次に,
$$ f(x)=\frac{x(1-x)}{9-8x} $$
とおけば
$$ S=2\sqrt2,f(x) $$
であるから,$f(x)$ の最大値を調べればよい。
微分すると
$$ f'(x)=\frac{(1-2x)(9-8x)+8(x-x^2)}{(9-8x)^2} =\frac{8x^2-18x+9}{(9-8x)^2} =\frac{(4x-3)(2x-3)}{(9-8x)^2} $$
ここで $0<x<1$ なので,$2x-3<0$ は常に成り立つ。よって $f'(x)$ の符号は $4x-3$ により決まり,
**(i)**
$0<x<\dfrac34$ のとき $f'(x)>0$
**(ii)**
$\dfrac34<x<1$ のとき $f'(x)<0$
である。
したがって,$f(x)$ は $x=\dfrac34$ のとき最大となる。
そのとき
$$ f\left(\frac34\right) =\frac{\frac34\cdot \frac14}{9-6} =\frac{3/16}{3} =\frac1{16} $$
ゆえに
$$ S_{\max}=2\sqrt2\cdot \frac1{16} =\frac{\sqrt2}{8} $$
である。
解説
面積公式 $S=\dfrac12 bc\sin A$ を使うために,$AB=x$ とおいたあと,もう一方の辺 $AC$ を $x$ で表すのが核心である。周長一定より $BC$ も $x,AC$ で表せるから,余弦定理で $AC$ を求められる。
その後は $S$ を $x$ の1変数関数にして微分すればよい。定数 $2\sqrt2$ は最大値の位置に影響しないので,$\dfrac{x(1-x)}{9-8x}$ だけを見れば十分である。
答え
**(1)**
$$ S=\frac{2\sqrt2,x(1-x)}{9-8x} $$
**(2)**
$$ S_{\max}=\frac{\sqrt2}{8} $$