基礎問題集
数学3 微分法「最大最小・解の個数」の問題32 解説
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解説
方針・初手
最大値を求める問題であるから、導関数を求めて増減を調べるのが基本である。区間が $0 \leqq x \leqq \dfrac{\pi}{2}$ と閉区間で与えられているので、極値候補と両端の値を比較すればよい。
解法1
$$ y=\sin 2x-x $$
とおく。
まず微分すると、
$$ y'=2\cos 2x-1 $$
である。
したがって、極値の候補は
$$ 2\cos 2x-1=0 $$
すなわち
$$ \cos 2x=\frac{1}{2} $$
を満たす $x$ である。
ここで $0 \leqq x \leqq \dfrac{\pi}{2}$ であるから、
$$ 0 \leqq 2x \leqq \pi $$
となる。この範囲で $\cos 2x=\dfrac{1}{2}$ を満たすのは
$$ 2x=\frac{\pi}{3} $$
のみであるから、
$$ x=\frac{\pi}{6} $$
である。
次に、$y'$ の符号を調べる。
**(i)**
$0 \leqq x < \dfrac{\pi}{6}$ のときは $0 \leqq 2x < \dfrac{\pi}{3}$ であるから、
$$ \cos 2x>\frac{1}{2} $$
よって
$$ y'=2\cos 2x-1>0 $$
となる。
**(ii)**
$\dfrac{\pi}{6} < x \leqq \dfrac{\pi}{2}$ のときは $\dfrac{\pi}{3}<2x\leqq \pi$ であるから、
$$ \cos 2x<\frac{1}{2} $$
よって
$$ y'=2\cos 2x-1<0 $$
となる。
したがって、$y$ は
- $0 \leqq x < \dfrac{\pi}{6}$ で増加し、
- $\dfrac{\pi}{6} < x \leqq \dfrac{\pi}{2}$ で減少する。
ゆえに最大値は $x=\dfrac{\pi}{6}$ のときにとる。
その値は
$$ y\left(\frac{\pi}{6}\right)=\sin\frac{\pi}{3}-\frac{\pi}{6} =\frac{\sqrt{3}}{2}-\frac{\pi}{6} $$
である。
解説
この問題では、三角関数を含む最大値の問題であっても、まず微分して増減を調べるのが最も素直である。特に閉区間上の最大値・最小値では、導関数が $0$ となる点だけでなく、区間の端も含めて考える必要がある。
また、$\cos 2x=\dfrac{1}{2}$ を解くときは、いきなり一般解を書くよりも、$2x$ の範囲が $0 \leqq 2x \leqq \pi$ であることを先に確認すると、該当する解を確実に絞れる。
答え
最大値は
$$ \frac{\sqrt{3}}{2}-\frac{\pi}{6} $$
であり、これは
$$ x=\frac{\pi}{6} $$
のときにとる。