基礎問題集
数学3 関数「無理関数」の問題7 解説
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解説
方針・初手
平方根を含む方程式なので、まず平方根を一方に移す。ただし、平方すると余分な解が出る可能性があるため、平方前の条件を必ず確認する。
解法1
与えられた方程式は
$$ x^2=3-\sqrt{8+x}
$$
である。平方根が定義されるためには $8+x\geqq 0$ が必要である。また、式を変形すると
$$ \sqrt{8+x}=3-x^2
$$
となるので、右辺は $0$ 以上でなければならない。したがって
$$ 3-x^2\geqq 0
$$
より、
$$ -\sqrt{3}\leqq x\leqq \sqrt{3}
$$
である。
この条件のもとで両辺を平方すると、
$$ 8+x=(3-x^2)^2
$$
である。展開して整理すると、
$$ 8+x=9-6x^2+x^4
$$
より、
$$ x^4-6x^2-x+1=0
$$
を得る。
ただし、この4次方程式の解のうち、元の方程式に戻れるのは $-\sqrt{3}\leqq x\leqq \sqrt{3}$ を満たすものだけである。
ここで
$$ f(x)=3-\sqrt{8+x}-x^2
$$
とおく。元の方程式の実数解は $f(x)=0$ の解である。
微分すると、
$$ f'(x)=-\frac{1}{2\sqrt{8+x}}-2x
$$
さらに
$$ f''(x)=\frac{1}{4(8+x)^{3/2}}-2
$$
である。区間 $-\sqrt{3}\leqq x\leqq \sqrt{3}$ では $8+x>0$ であり、
$$ \frac{1}{4(8+x)^{3/2}}<2
$$
だから、
$$ f''(x)<0
$$
である。したがって $f(x)$ はこの区間で上に凸、つまり $f'(x)$ は単調減少である。よって $f(x)=0$ の解は高々2個である。
実際に値を調べると、
$$ f(-0.52)<0,\qquad f(-0.51)>0
$$
であるから、$-0.52<x<-0.51$ に解が1つある。
また、
$$ f(0.33)>0,\qquad f(0.34)<0
$$
であるから、$0.33<x<0.34$ に解が1つある。
解は高々2個であり、実際に2個存在するので、これらがすべての実数解である。
ニュートン法などで近似すると、
$$ x=-0.5137022874\cdots
$$
および
$$ x=0.3358707895\cdots
$$
となる。
解説
平方根を含む方程式では、平方する前に
$$ \sqrt{8+x}=3-x^2
$$
と変形し、右辺が $0$ 以上である条件を確認することが重要である。
この問題では平方後に
$$ x^4-6x^2-x+1=0
$$
という4次方程式になるが、有理数解をもつ形ではない。したがって、元の関数
$$ f(x)=3-\sqrt{8+x}-x^2
$$
の増減・凹凸を調べて、実数解の個数を確定し、数値的に解を求めるのが自然である。
答え
実数解は2個であり、
$$ x=-0.5137022874\cdots,\qquad x=0.3358707895\cdots
$$
である。