基礎問題集

数学3 極限「無限級数」の問題27 解説

数学3の極限「無限級数」にある問題27の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学3極限無限級数問題27
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学3 極限 無限級数 問題27の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

各点はすべて $x$ 軸上にあるので、$x$ 座標だけを追えばよい。

まず、原点 $O(0,0)$ と $P_{n-1}(a_{n-1},0)$ を $2:1$ に内分する点の $x$ 座標を求め、その点と $(1,0)$ の中点の $x$ 座標を求めれば、$a_n$ の漸化式が得られる。 その後、極限値で平行移動して等比数列に直す。

解法1

原点 $O(0,0)$ と点 $P_{n-1}(a_{n-1},0)$ を $2:1$ に内分する点の $x$ 座標は

$$ \frac{2a_{n-1}}{3} $$

である。

したがって、その点と $(1,0)$ の中点 $P_n(a_n,0)$ の $x$ 座標は

$$ a_n=\frac{1}{2}\left(\frac{2a_{n-1}}{3}+1\right) =\frac{1}{3}a_{n-1}+\frac{1}{2} $$

となる。

よって、まず

$$ a_1=\frac{1}{3}a_0+\frac{1}{2} $$

であり、**①** は $\dfrac{1}{3}a_0+\dfrac{1}{2}$ である。

また、漸化式は

$$ a_n=\frac{1}{3}a_{n-1}+\frac{1}{2} $$

であるから、**②** は $\dfrac{1}{3}$、**③** は $\dfrac{1}{2}$ である。

次に、この漸化式の定常値を $\alpha$ とすると

$$ \alpha=\frac{1}{3}\alpha+\frac{1}{2} $$

より

$$ \alpha=\frac{3}{4} $$

である。

そこで

$$ b_n=a_n-\frac{3}{4} $$

とおくと、

$$ b_n=\frac{1}{3}b_{n-1} $$

となるので、$b_n$ は公比 $\dfrac{1}{3}$ の等比数列である。したがって

$$ b_n=\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1}b_1 =\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1}\left(a_1-\frac{3}{4}\right) $$

であり、

$$ a_n=\frac{3}{4}+\left(a_1-\frac{3}{4}\right)\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1} $$

を得る。 よって **④** は

$$ \frac{3}{4}+\left(a_1-\frac{3}{4}\right)\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1} $$

である。

$a_0=\dfrac{3}{4}$ のときは

$$ a_1=\frac{1}{3}\cdot\frac{3}{4}+\frac{1}{2}=\frac{3}{4} $$

となり、以後ずっと $a_n=\dfrac{3}{4}$ である。したがって $P_n$ は定点であり、**⑤** は $\dfrac{3}{4}$ である。

$a_0\neq \dfrac{3}{4}$ のときも、$\left(\dfrac{1}{3}\right)^{n-1}\to 0$ より

$$ a_n\to \frac{3}{4} $$

であるから、

$$ P_n\to Q\left(\frac{3}{4},0\right) $$

となる。したがって **⑥** は $\dfrac{3}{4}$ である。

さらに、$P_nQ$ は距離であるから

$$ P_nQ=\left|a_n-\frac{3}{4}\right| =\left|a_1-\frac{3}{4}\right|\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1} $$

である。よって

$$ \begin{aligned} \sum_{n=1}^{\infty}P_nQ &= \left|a_1-\frac{3}{4}\right| \sum_{n=1}^{\infty}\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1} &= \left|a_1-\frac{3}{4}\right|\cdot\frac{1}{1-\frac{1}{3}} \\ \frac{3}{2}\left|a_1-\frac{3}{4}\right| \end{aligned} $$

となる。

これが $\dfrac{1}{3}$ に等しいから

$$ \frac{3}{2}\left|a_1-\frac{3}{4}\right|=\frac{1}{3} $$

すなわち

$$ \left|a_1-\frac{3}{4}\right|=\frac{2}{9} $$

である。ここで

$$ a_1=\frac{1}{3}a_0+\frac{1}{2} $$

より

$$ \left(\frac{1}{3}a_0+\frac{1}{2}\right)-\frac{3}{4} =\frac{a_0}{3}-\frac{1}{4} =\frac{4a_0-3}{12} $$

だから

$$ \left|\frac{4a_0-3}{12}\right|=\frac{2}{9} $$

すなわち

$$ |4a_0-3|=\frac{8}{3} $$

を得る。

ここで $0<a_0<1$ より $-3<4a_0-3<1$ であるから、成り立つのは

$$ 4a_0-3=-\frac{8}{3} $$

の場合だけであり、

$$ a_0=\frac{1}{12} $$

となる。したがって **⑦** は $\dfrac{1}{12}$ である。

解説

この問題の本質は、操作を座標の一次変換

$$ a_n=\frac{1}{3}a_{n-1}+\frac{1}{2} $$

として捉えることである。

この形の漸化式では、まず不動点

$$ a=\frac{1}{3}a+\frac{1}{2} $$

を求め、その値との差をとると等比数列になる。 極限、定点条件、距離の無限級数がすべて一つの見通しで処理できる典型問題である。

答え

**①** $\displaystyle \frac{1}{3}a_0+\frac{1}{2}$

**②** $\displaystyle \frac{1}{3}$

**③** $\displaystyle \frac{1}{2}$

**④** $\displaystyle \frac{3}{4}+\left(a_1-\frac{3}{4}\right)\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1}$

**⑤** $\displaystyle \frac{3}{4}$

**⑥** $\displaystyle \frac{3}{4}$

**⑦** $\displaystyle \frac{1}{12}$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。