基礎問題集

数学3 極限「無限級数」の問題32 解説

数学3の極限「無限級数」にある問題32の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学3極限無限級数問題32
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学3 極限 無限級数 問題32の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

各段階で「1本の辺が、長さが $\dfrac13$ の辺4本に置き換わる」と見ると、辺の本数と1辺の長さがすぐ追える。

面積は、$D_{n-1}$ から $D_n$ へ移るときに各辺の外側に付け加わる正三角形の面積を足していけばよい。

解法1

まず、$D_n$ の辺の本数を $N_n$、その1辺の長さを $l_n$ とする。

$D_0$ は1辺の長さが $a$ の正三角形であるから、

$$ N_0=3,\qquad l_0=a $$

である。

各辺は毎回、長さが元の $\dfrac13$ の辺4本に置き換わるので、

$$ N_n=4N_{n-1},\qquad l_n=\frac13 l_{n-1} $$

となる。よって、

$$ N_n=3\cdot 4^n,\qquad l_n=\frac{a}{3^n} $$

である。

(1) 周の長さ $L_n$

周の長さは「辺の本数 $\times$ 1辺の長さ」であるから、

$$ L_n=N_n l_n =3\cdot 4^n \cdot \frac{a}{3^n} =3a\left(\frac43\right)^n $$

となる。

(2) 面積 $S_n$

まず初期値は、正三角形 $D_0$ の面積より

$$ S_0=\frac{\sqrt3}{4}a^2 $$

である。

次に、$D_{k-1}$ から $D_k$ を作るときに増える面積を考える。

$D_{k-1}$ の各辺の長さは $\dfrac{a}{3^{k-1}}$ であり、その3等分した中央部分 $PQ$ の長さは

$$ \frac13\cdot \frac{a}{3^{k-1}}=\frac{a}{3^k} $$

である。したがって、このとき各辺の外側に付け加える正三角形の1つあたりの面積は

$$ \frac{\sqrt3}{4}\left(\frac{a}{3^k}\right)^2 $$

である。

また、$D_{k-1}$ の辺の本数は

$$ N_{k-1}=3\cdot 4^{k-1} $$

であるから、この段階で増える面積を $\Delta S_k$ とおくと

$$ \Delta S_k =3\cdot 4^{k-1}\cdot \frac{\sqrt3}{4}\left(\frac{a}{3^k}\right)^2 =\frac{\sqrt3 a^2}{12}\left(\frac49\right)^{k-1} $$

となる。

よって、

$$ S_n=S_0+\sum_{k=1}^n \Delta S_k =\frac{\sqrt3}{4}a^2+\frac{\sqrt3 a^2}{12}\sum_{k=1}^n\left(\frac49\right)^{k-1} $$

である。等比数列の和を用いると、

$$ \sum_{k=1}^n\left(\frac49\right)^{k-1} =\frac{1-\left(\frac49\right)^n}{1-\frac49} =\frac{1-\left(\frac49\right)^n}{\frac59} =\frac95\left(1-\left(\frac49\right)^n\right) $$

だから、

$$ S_n =\frac{\sqrt3}{4}a^2+\frac{\sqrt3 a^2}{12}\cdot \frac95\left(1-\left(\frac49\right)^n\right) $$

すなわち、

$$ S_n =\frac{\sqrt3}{4}a^2+\frac{3\sqrt3}{20}a^2\left(1-\left(\frac49\right)^n\right) $$

これを整理すると、

$$ S_n =\frac{\sqrt3}{20}a^2\left(8-3\left(\frac49\right)^n\right) $$

となる。

(3) $\displaystyle \lim_{n\to\infty}S_n$

$\left(\dfrac49\right)^n\to 0$ であるから、

$$ \lim_{n\to\infty}S_n =\frac{\sqrt3}{20}a^2\cdot 8 =\frac{2\sqrt3}{5}a^2 $$

となる。

解説

この問題の本質は、各操作で

という自己相似の構造を見抜くことである。

周の長さはこの2つを掛ければ終わるので、毎回 $\dfrac43$ 倍になる。

面積は直接漸化式を立てるよりも、「各段階で新たに付け加わる正三角形の面積」を数えるのが自然である。増加分が等比数列になるので、和を取れば閉じた式が得られる。

答え

$$ \text{(1) }\quad L_n=3a\left(\frac43\right)^n $$

$$ \text{(2) }\quad S_n=\frac{\sqrt3}{20}a^2\left(8-3\left(\frac49\right)^n\right) $$

$$ \text{(3) }\quad \lim_{n\to\infty}S_n=\frac{2\sqrt3}{5}a^2 $$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。