基礎問題集
数学3 極限「極限」の問題35 解説
数学3の極限「極限」にある問題35の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
分子・分母ともに $4^x$ が最も大きく増大するので、$4^x$ でくくって全体を整理するのが基本方針である。そうすると、$x \to \infty$ で消えていく項が明確になる。
解法1
与式を
$$ \lim_{x\to\infty}\frac{2^x+4^x}{3^x+4^x} $$
とする。
分子・分母をともに $4^x$ で割ると、
$$ \begin{aligned} \frac{2^x+4^x}{3^x+4^x} &= \frac{\left(\frac{2}{4}\right)^x+1}{\left(\frac{3}{4}\right)^x+1} \\ \frac{\left(\frac12\right)^x+1}{\left(\frac34\right)^x+1} \end{aligned} $$
となる。
ここで、$0<\dfrac12<1$ および $0<\dfrac34<1$ であるから、
$$ \left(\frac12\right)^x \to 0,\qquad \left(\frac34\right)^x \to 0 \qquad (x\to\infty) $$
である。したがって、
$$ \begin{aligned} \lim_{x\to\infty}\frac{\left(\frac12\right)^x+1}{\left(\frac34\right)^x+1} &= \frac{0+1}{0+1} =1 \end{aligned} $$
よって、求める極限は $1$ である。
解法2
分子・分母に現れる指数関数のうち、$2^x,3^x,4^x$ では $4^x$ が最も速く増大することに注目する。
したがって $x\to\infty$ では、分子 $2^x+4^x$ は $4^x$ に、分母 $3^x+4^x$ も $4^x$ にそれぞれ支配される。実際、
$$ 2^x=o(4^x),\qquad 3^x=o(4^x) \qquad (x\to\infty) $$
であるから、
$$ 2^x+4^x \sim 4^x,\qquad 3^x+4^x \sim 4^x \qquad (x\to\infty) $$
となる。よって、
$$ \frac{2^x+4^x}{3^x+4^x}\to \frac{4^x}{4^x}=1 $$
である。
解説
この問題では、指数関数の増大の速さの比較が本質である。底が大きいほど増大が速いので、$2^x,3^x,4^x$ の中では $4^x$ が支配的になる。
したがって、最も標準的で確実な処理は $4^x$ で割る方法である。これにより、$\left(\dfrac12\right)^x,\left(\dfrac34\right)^x$ がともに $0$ に収束する形に直せるため、極限が直ちに求まる。
答え
$$ 1 $$