基礎問題集
数学3 極限「数列・極限」の問題4 解説
数学3の極限「数列・極限」にある問題4の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。
MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。
- 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
- ログイン後にAI質問で復習
- ログイン後に学習履歴を保存
解説
方針・初手
まず $S_n,\ R_n$ をそれぞれ具体式で表す。
そのうえで
$$ \frac{1}{R_k} $$
を部分分数分解して和を求めれば,極限は直接計算できる。
解法1
数列 $1,7,13,19,\dots$ は初項 $1$,公差 $6$ の等差数列であるから,第 $n$ 項は
$$ 6n-5 $$
である。したがって
$$ S_n=\frac{n}{2}{2\cdot 1+(n-1)\cdot 6}=n(3n-2) $$
となる。
次に,数列 $1+2,,2+3,,3+4,\dots$ の第 $k$ 項は
$$ k+(k+1)=2k+1 $$
である。よって
$$ R_n=\sum_{k=1}^{n}(2k+1) =2\sum_{k=1}^{n}k+\sum_{k=1}^{n}1 =n(n+1)+n =n(n+2) $$
を得る。
したがって
$$ \frac{1}{R_k}=\frac{1}{k(k+2)} =\frac{1}{2}\left(\frac{1}{k}-\frac{1}{k+2}\right) $$
であるから,
$$ \sum_{k=1}^{n}\frac{1}{R_k} =\frac{1}{2}\sum_{k=1}^{n}\left(\frac{1}{k}-\frac{1}{k+2}\right) $$
となり,これは和が消去されて
$$ \sum_{k=1}^{n}\frac{1}{R_k} =\frac{1}{2}\left(1+\frac{1}{2}-\frac{1}{n+1}-\frac{1}{n+2}\right) $$
となる。
また,
$$ \frac{R_n}{nS_n} =\frac{n(n+2)}{n\cdot n(3n-2)} =\frac{n+2}{n(3n-2)} $$
である。
以上より,求める極限は
$$ \lim_{n\to\infty}\left\{\left(\frac{1}{R_1}+\frac{1}{R_2}+\cdots+\frac{1}{R_n}\right)-\frac{R_n}{nS_n}\right\} $$
$$ =\lim_{n\to\infty}\left\{ \frac{1}{2}\left(1+\frac{1}{2}-\frac{1}{n+1}-\frac{1}{n+2}\right) -\frac{n+2}{n(3n-2)} \right\} $$
$$ =\frac{1}{2}\left(1+\frac{1}{2}\right)-0 =\frac{3}{4} $$
となる。
解説
この問題の要点は,$S_n,\ R_n$ をまず正確に式で表すことである。
特に $R_n$ については
$$ R_n=n(n+2) $$
と出せれば,
$$ \frac{1}{R_k}=\frac{1}{k(k+2)} $$
が部分分数分解でき,和が望ましく消去される。極限で問題になるのは主にこの級数部分であり,残りの
$$ \frac{R_n}{nS_n} $$
は次数を見れば $0$ に近づく。
答え
$$ \frac{3}{4} $$