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数学3 極限「数列・極限」の問題55 解説

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数学3極限数列・極限問題55
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数学3 極限 数列・極限 問題55の問題画像
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解説

方針・初手

$a_n,\ b_n$ を別々に追うよりも,$b_n-2a_n$ と $b_n-5a_n$ という一次結合に注目すると,それぞれ簡単な漸化式になる。これを用いて $a_n,\ b_n$ を求める。

解法1

$$ p_n=b_n-2a_n,\qquad q_n=b_n-5a_n $$

とおく。

まず $p_n$ について計算すると,

$$ \begin{aligned} p_{n+1} &=b_{n+1}-2a_{n+1}\\ &=\left(5a_n-\frac{3}{2}b_n\right)-2\left(2a_n-\frac{1}{2}b_n\right)\\ &=a_n-\frac{1}{2}b_n\\ &=-\frac{1}{2}(b_n-2a_n)\\ &=-\frac{1}{2}p_n \end{aligned} $$

となる。

次に $q_n$ については,

$$ \begin{aligned} q_{n+1} &=b_{n+1}-5a_{n+1}\\ &=\left(5a_n-\frac{3}{2}b_n\right)-5\left(2a_n-\frac{1}{2}b_n\right)\\ &=b_n-5a_n\\ &=q_n \end{aligned} $$

となる。

初項は

$$ p_1=b_1-2a_1=8-10=-2,\qquad q_1=b_1-5a_1=8-25=-17 $$

であるから,

$$ p_n=-2\left(-\frac{1}{2}\right)^{n-1},\qquad q_n=-17 $$

である。

したがって

$$ b_n-2a_n=-2\left(-\frac{1}{2}\right)^{n-1},\qquad b_n-5a_n=-17 $$

を満たす。両式の差をとると,

$$ 3a_n=17-2\left(-\frac{1}{2}\right)^{n-1} $$

よって

$$ a_n=\frac{17-2\left(-\frac{1}{2}\right)^{n-1}}{3} $$

また

$$ b_n=5a_n-17 =\frac{34-10\left(-\frac{1}{2}\right)^{n-1}}{3} $$

となる。

ここで $\left(-\frac{1}{2}\right)^{n-1}\to 0$ であるから,

$$ \alpha=\lim_{n\to\infty}a_n=\frac{17}{3},\qquad \beta=\lim_{n\to\infty}b_n=\frac{34}{3} $$

したがって

$$ \alpha+\beta=\frac{17}{3}+\frac{34}{3}=17 $$

である。

解説

この問題の要点は,もとの2本の漸化式をそのまま解こうとせず,適切な一次結合を見つけることである。

$b_n-2a_n$ は公比 $-\frac12$ の等比数列になり,$b_n-5a_n$ は一定となる。これにより $a_n,\ b_n$ がただちに決まり,極限も容易に求まる。

答え

$$ 17 $$

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