基礎問題集

数学3 積分法「定積分・面積」の問題82 解説

数学3の積分法「定積分・面積」にある問題82の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学3積分法定積分・面積問題82
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学3 積分法 定積分・面積 問題82の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

媒介変数表示された曲線では、まず

$$ \frac{dx}{dt},\ \frac{dy}{dt}

$$

を求めるのが基本である。

すると、(1) は

$$ \frac{dy}{dx}=\frac{dy/dt}{dx/dt}

$$

で処理でき、(2) は弧長の公式

$$ L=\int \sqrt{\left(\frac{dx}{dt}\right)^2+\left(\frac{dy}{dt}\right)^2},dt

$$

を用いればよい。

また、(3) の面積は、$x$ が $t$ の増加とともに増えることを用いて

$$ S=\int y,dx=\int y\frac{dx}{dt},dt

$$

で求める。

解法1

与えられた曲線は

$$ x=t+\sin t,\qquad y=1-\cos t \qquad (0\leqq t\leqq \pi)

$$

である。

まず $t$ で微分すると

$$ \frac{dx}{dt}=1+\cos t,\qquad \frac{dy}{dt}=\sin t

$$

となる。

(1) $\displaystyle \frac{dy}{dx}$ を $t$ で表す

$0<t<\pi$ において

$$ \begin{aligned} \frac{dy}{dx} &= \frac{dy/dt}{dx/dt} \\ \frac{\sin t}{1+\cos t} \end{aligned} $$

である。

さらに、半角公式

$$ \frac{\sin t}{1+\cos t}=\tan \frac{t}{2}

$$

より

$$ \frac{dy}{dx}=\tan \frac{t}{2}

$$

である。

(2) 曲線 $C$ の長さ

弧長 $L$ は

$$ L=\int_0^\pi \sqrt{\left(\frac{dx}{dt}\right)^2+\left(\frac{dy}{dt}\right)^2},dt

$$

であるから、

$$ L=\int_0^\pi \sqrt{(1+\cos t)^2+\sin^2 t},dt

$$

となる。

被積分関数を整理すると

$$ (1+\cos t)^2+\sin^2 t =1+2\cos t+\cos^2 t+\sin^2 t =2+2\cos t

$$

であり、

$$ 2+2\cos t=4\cos^2\frac{t}{2}

$$

だから

$$ L=\int_0^\pi 2\cos\frac{t}{2},dt

$$

となる。ここで $0\leqq t\leqq \pi$ では $0\leqq \dfrac{t}{2}\leqq \dfrac{\pi}{2}$ であり、$\cos\dfrac{t}{2}\geqq 0$ なので絶対値は不要である。

よって

$$ L=2\int_0^\pi \cos\frac{t}{2},dt =2\cdot 2\int_0^{\pi/2}\cos u,du

$$

とおけば

$$ L=4\left[\sin u\right]_0^{\pi/2}=4

$$

である。

(3) 曲線 $C$、$x$ 軸および直線 $x=\pi$ で囲まれた図形の面積

$0\leqq t\leqq \pi$ において

$$ \frac{dx}{dt}=1+\cos t\geqq 0

$$

であるから、$x$ は $t$ の増加とともに増える。

したがって、求める面積 $S$ は

$$ S=\int y,dx=\int_0^\pi y\frac{dx}{dt},dt

$$

である。

ここで

$$ y=1-\cos t,\qquad \frac{dx}{dt}=1+\cos t

$$

より

$$ S=\int_0^\pi (1-\cos t)(1+\cos t),dt =\int_0^\pi (1-\cos^2 t),dt =\int_0^\pi \sin^2 t,dt

$$

となる。

さらに

$$ \sin^2 t=\frac{1-\cos 2t}{2}

$$

を用いると

$$ S=\int_0^\pi \frac{1-\cos 2t}{2},dt =\frac12\left[t-\frac{\sin 2t}{2}\right]_0^\pi =\frac{\pi}{2}

$$

である。

解説

媒介変数表示の問題では、まず $\dfrac{dx}{dt},\dfrac{dy}{dt}$ を求めるのが定石である。

(1) は媒介変数表示の微分公式そのものであり、(2) は弧長公式をそのまま適用するだけである。ただし、平方根の中を

$$ 4\cos^2\frac{t}{2}

$$

まで整理したあと、平方根を

$$ 2\cos\frac{t}{2}

$$

とできる理由として、区間内で $\cos\dfrac{t}{2}\geqq 0$ を確認する必要がある。

(3) は $x$ を媒介変数 $t$ の関数として見て、

$$ S=\int y,dx=\int y\frac{dx}{dt},dt

$$

と直ちに処理するのが最も自然である。媒介変数表示の面積計算ではこの形を使えるようにしておくべきである。

答え

**(1)**

$$ \frac{dy}{dx}=\frac{\sin t}{1+\cos t}=\tan\frac{t}{2}

$$

**(2)**

曲線 $C$ の長さは

$$ 4

$$

**(3)**

求める面積は

$$ \frac{\pi}{2}

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。