基礎問題集
数学3 積分法「定積分・面積」の問題101 解説
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解説
方針・初手
分子に $\sin 2x=2\sin x\cos x$ があるので、$\sin^2 x$ をひとまとまりと見ると分母 $2+\sin^2 x$ と対応する。したがって、$t=\sin^2 x$ と置くのが自然である。
解法1
与えられた積分を
$$ I=\int_0^{\frac{\pi}{2}}\frac{\sin 2x}{2+\sin^2 x},dx
$$
とおく。
ここで
$$ \sin 2x=2\sin x\cos x
$$
であるから、
$$ I=\int_0^{\frac{\pi}{2}}\frac{2\sin x\cos x}{2+\sin^2 x},dx
$$
となる。
ここで
$$ t=\sin^2 x
$$
とおくと、
$$ dt=2\sin x\cos x,dx
$$
である。また、積分区間は
$$ x=0\ のとき\ t=\sin^2 0=0,\qquad x=\frac{\pi}{2}\ のとき\ t=\sin^2\frac{\pi}{2}=1
$$
となる。
したがって、
$$ I=\int_0^1\frac{1}{2+t},dt
$$
となり、これを積分して
$$ I=\left[\log(2+t)\right]_0^1 =\log 3-\log 2 =\log\frac{3}{2}
$$
を得る。
解説
この問題の要点は、分子の $\sin 2x$ をそのまま扱わず、$2\sin x\cos x$ に直して分母の $\sin^2 x$ と結びつけることである。すると $\sin^2 x$ の置換が直ちに見え、積分は基本形 $\int \frac{1}{a+t},dt$ に帰着する。
答え
$$ [③]=\log\frac{3}{2}
$$