基礎問題集

数学3 積分法「定積分・面積」の問題166 解説

数学3の積分法「定積分・面積」にある問題166の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学3積分法定積分・面積問題166
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学3 積分法 定積分・面積 問題166の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

最大値は微分して増減を調べる。$f(x)$ は偶関数なので左右対称であるが、極値の位置を正確に出すために $f'(x)$ を計算する。

面積は、最大値を $M$ としたとき、直線 $y=M$ が曲線 $y=f(x)$ の上側にあることを利用して、

$$ \int_{-2}^{2}{M-f(x)},dx

$$

で求める。

解法1

まず

$$ f(x)=\log(x^2+4)-\frac{x^2}{8}

$$

を微分すると、

$$ \begin{aligned} f'(x) &=\frac{2x}{x^2+4}-\frac{x}{4} \\ &=\frac{8x-x(x^2+4)}{4(x^2+4)} \\ &=\frac{x(4-x^2)}{4(x^2+4)}. \end{aligned}

$$

分母 $4(x^2+4)$ は常に正であるから、$f'(x)$ の符号は $x(4-x^2)$ の符号で決まる。

したがって、増減は

$$ x<-2 \text{ で増加},\quad -2<x<0 \text{ で減少},\quad 0<x<2 \text{ で増加},\quad 2<x \text{ で減少}

$$

となる。

また、$|x|\to\infty$ のとき

$$ \log(x^2+4)-\frac{x^2}{8}\to -\infty

$$

であるから、最大値は $x=\pm 2$ でとる。

よって

$$ M=f(2)=f(-2)=\log 8-\frac{1}{2}

$$

である。

次に、直線 $y=M$ と曲線 $y=f(x)$ に囲まれた図形の面積を求める。$M$ は最大値なので、常に

$$ M-f(x)\geqq 0

$$

であり、等号は閉じた部分では $x=-2,2$ で成り立つ。したがって、求める面積 $S$ は

$$ S=\int_{-2}^{2}{M-f(x)},dx

$$

である。

これに $M=\log 8-\dfrac12$ を代入すると、

$$ \begin{aligned} S &=\int_{-2}^{2}\left(\log 8-\frac12-\log(x^2+4)+\frac{x^2}{8}\right),dx \\ &=\int_{-2}^{2}\left(\log 8-\frac12\right),dx-\int_{-2}^{2}\log(x^2+4),dx+\int_{-2}^{2}\frac{x^2}{8},dx. \end{aligned}

$$

まず、

$$ \int_{-2}^{2}\left(\log 8-\frac12\right),dx=4\log 8-2

$$

であり、

$$ \int_{-2}^{2}\frac{x^2}{8},dx =\frac18\cdot \frac{16}{3} =\frac23

$$

である。

次に

$$ \int \log(x^2+4),dx

$$

を部分積分で求める。$u=\log(x^2+4),\ dv=dx$ とすると、

$$ \begin{aligned} \int \log(x^2+4),dx &=x\log(x^2+4)-\int x\cdot \frac{2x}{x^2+4},dx \\ &=x\log(x^2+4)-\int \frac{2x^2}{x^2+4},dx. \end{aligned}

$$

ここで

$$ \frac{2x^2}{x^2+4} =2-\frac{8}{x^2+4}

$$

だから、

$$ \begin{aligned} \int \log(x^2+4),dx &=x\log(x^2+4)-2x+\int \frac{8}{x^2+4},dx \\ &=x\log(x^2+4)-2x+4\arctan\frac{x}{2}. \end{aligned}

$$

よって、

$$ \begin{aligned} \int_{-2}^{2}\log(x^2+4),dx &=\left[x\log(x^2+4)-2x+4\arctan\frac{x}{2}\right]_{-2}^{2} \\ &=\left(2\log 8-4+\pi\right)-\left(-2\log 8+4-\pi\right) \\ &=4\log 8-8+2\pi. \end{aligned}

$$

したがって、

$$ \begin{aligned} S &=(4\log 8-2)-\left(4\log 8-8+2\pi\right)+\frac23 \\ &=\frac{20}{3}-2\pi. \end{aligned}

$$

解説

この問題では、最大値を求めるだけでなく、その最大値を表す水平線と曲線で囲まれる部分を正しく把握することが重要である。

$f(x)$ は $x=\pm2$ で最大値をとるため、直線 $y=M$ は曲線に $x=-2,2$ で接する。この2点の間で $y=M$ が上側、$y=f(x)$ が下側になるので、面積は

$$ \int_{-2}^{2}{M-f(x)},dx

$$

で表される。

計算上の山場は $\int \log(x^2+4),dx$ であり、これは部分積分によって処理するのが標準的である。

答え

**(1)**

$$ \log 8-\frac12

$$

**(2)**

$$ \frac{20}{3}-2\pi

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。