基礎問題集

数学3 積分法「定積分・面積」の問題238 解説

数学3の積分法「定積分・面積」にある問題238の基礎問題と解説ページです。問題と保存済み解説を公開し、ログイン後はAI質問と学習履歴も利用できます。

MathGrAIl の基礎問題集にある公開問題ページです。ログイン前でも問題と保存済み解説を確認でき、ログイン後はAI質問と学習履歴の保存を利用できます。

数学3積分法定積分・面積問題238
  • 基礎問題の問題画像と保存済み解説を公開
  • ログイン後にAI質問で復習
  • ログイン後に学習履歴を保存
数学3 積分法 定積分・面積 問題238の問題画像
問題画像のプレビュー

解説

方針・初手

$S_{2n}$ をそのまま扱うより、調和級数 $H_n=\displaystyle\sum_{k=1}^n \frac{1}{k}$ を用いて書き換えると構造が見えやすい。

実際、偶数番目までの交代和は「$1$ から $2n$ までの逆数和」から「偶数項の和」を引く形で整理できる。すると $T_n$ と同じ形が現れる。

その後、$T_n$ をリーマン和とみなせば極限が求まる。最後に $S_{2n-1}$ と $S_{2n}$ の差が $\frac{1}{2n}$ であることを使う。

解法1

まず

$$ H_n=\sum_{k=1}^n \frac{1}{k}

$$

とおく。

**(1)**

$S_{2n}=T_n$ を示す。

$S_{2n}$ を奇数項と偶数項に分けて考えると、

$$ S_{2n} =\left(1+\frac13+\cdots+\frac{1}{2n-1}\right) -\left(\frac12+\frac14+\cdots+\frac{1}{2n}\right)

$$

である。

一方、

$$ H_{2n} =\left(1+\frac13+\cdots+\frac{1}{2n-1}\right) +\left(\frac12+\frac14+\cdots+\frac{1}{2n}\right)

$$

であり、また

$$ \frac12 H_n =\frac12\left(1+\frac12+\cdots+\frac1n\right) =\frac12+\frac14+\cdots+\frac{1}{2n}

$$

であるから、

$$ S_{2n}=H_{2n}-2\cdot \frac12 H_n=H_{2n}-H_n

$$

となる。

ここで

$$ H_{2n}-H_n =\sum_{k=n+1}^{2n}\frac1k =\sum_{k=1}^n \frac{1}{n+k} =T_n

$$

である。よって、すべての自然数 $n$ に対して

$$ S_{2n}=T_n

$$

が成り立つ。

**(2)**

$\displaystyle\lim_{n\to\infty} S_{2n}$ を求める。

(1) より $S_{2n}=T_n$ であるから、

$$ S_{2n} =\sum_{k=1}^n \frac{1}{n+k} =\sum_{k=1}^n \frac{1}{n\left(1+\frac{k}{n}\right)} =\frac1n\sum_{k=1}^n \frac{1}{1+\frac{k}{n}}

$$

となる。

したがって、これは区間 $[0,1]$ における関数 $f(x)=\frac{1}{1+x}$ のリーマン和であるから、

$$ \lim_{n\to\infty} S_{2n} =\int_0^1 \frac{1}{1+x},dx =\left[\log(1+x)\right]_0^1 =\log 2

$$

である。

**(3)**

$\displaystyle\lim_{n\to\infty} S_{2n-1}$ を求める。

$S_{2n}$ と $S_{2n-1}$ の関係は

$$ S_{2n}=S_{2n-1}-\frac{1}{2n}

$$

であるから、

$$ S_{2n-1}=S_{2n}+\frac{1}{2n}

$$

となる。よって、

$$ \lim_{n\to\infty} S_{2n-1} =\lim_{n\to\infty} S_{2n}+\lim_{n\to\infty}\frac{1}{2n} =\log 2+0 =\log 2

$$

である。

解説

この問題の要点は、交代調和級数の偶数部分和 $S_{2n}$ を直接眺めるのではなく、

$$ S_{2n}=H_{2n}-H_n

$$

と変形して通常の逆数和に直すことである。これにより $T_n$ と一致することがすぐ分かる。

さらに

$$ T_n=\frac1n\sum_{k=1}^n \frac{1}{1+\frac{k}{n}}

$$

と書ければ、極限はリーマン和として自然に処理できる。最後の (3) は、奇数番目までの和と偶数番目までの和の差がただ $\frac{1}{2n}$ であることを使えばよい。

答え

**(1)**

$$ S_{2n}=T_n

$$

**(2)**

$$ \lim_{n\to\infty} S_{2n}=\log 2

$$

**(3)**

$$ \lim_{n\to\infty} S_{2n-1}=\log 2

$$

認証状態を確認しています...
MathGrAIl
使い方 マイページ

大学入試数学を、1問ずつ深く解く。

大学別演習と分野別基礎問題演習に対応。解説閲覧とAI質問で効率よく学べます。

今日の一問
基礎問題集から毎日1問を出題します
-
読み込み中...
今日の一問を準備しています...

読み込み中...

科目を選択してください

トピックを選ぶと問題一覧を表示します。

読み込み中...

演習条件を選択してください

大学・文理を選ぶと、年度ごとの問題一覧を表示します。

年度・問題を読み込み中...
- - - -
年度一覧から解きたい問題を選択してください。
答案画像を提出すると、AIが採点して改善点を返します。最大3枚まで追加できます。
クリックまたはドラッグ&ドロップで答案画像を選択(最大3枚)
この問題について質問してください。