基礎問題集
数学A 場合の数「場合の数」の問題1 解説
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解説
方針・初手
白石は黒石の位置が決まれば自動的に決まる。したがって、問題は $1,2,\ldots,n$ の中から、隣り合わない $3$ 個の整数を選ぶ問題に言い換えられる。
解法1
黒石を置く位置を小さい順に
$$ a<b<c
$$
とする。黒石どうしが隣り合わない条件は
$$ b-a\geqq 2,\qquad c-b\geqq 2
$$
である。
この条件を普通の大小関係に直すため、
$$ A=a,\qquad B=b-1,\qquad C=c-2
$$
とおく。すると
$$ A<B<C
$$
となる。
また、$1\leqq a<b<c\leqq n$ より、
$$ 1\leqq A<B<C\leqq n-2
$$
である。
したがって、条件を満たす黒石の置き方は、$1,2,\ldots,n-2$ の中から $3$ 個を選ぶ方法の数に等しい。
よって求める数は
$$ {}_{{n-2}}C_3
$$
である。
これを展開すると、
$$ {}_{{n-2}}C_3=\frac{(n-2)(n-3)(n-4)}{6}
$$
となる。
解法2
黒石を $3$ 個置くには、まず隣り合わないための最低限の並びを考える。
黒石を $B$、黒石どうしの間に必ず必要な白石を $W$ とすると、最小の形は
$$ BWBWB
$$
であり、この時点で $5$ 個の場所を使う。
残りの白石は
$$ n-5
$$
個である。
これらを、次の $4$ か所に分配すればよい。
$$ \boxed{\phantom{W}}B\boxed{\phantom{W}}W B\boxed{\phantom{W}}W B\boxed{\phantom{W}}
$$
つまり、左端、$1$ 個目と $2$ 個目の黒石の間、$2$ 個目と $3$ 個目の黒石の間、右端の $4$ か所に、合計 $n-5$ 個の白石を入れる。
ただし、黒石どうしの間にはすでに白石が $1$ 個ずつ入っているので、追加の白石は $0$ 個でもよい。
よって、非負整数 $x_1,x_2,x_3,x_4$ について
$$ x_1+x_2+x_3+x_4=n-5
$$
の解の個数を求めればよい。
これは重複組合せより
$$ {}*{(n-5)+4-1}C*{4-1}={}_{n-2}C_3
$$
である。
したがって、
$$ {}_{n-2}C_3=\frac{(n-2)(n-3)(n-4)}{6}
$$
となる。
解説
この問題では、白石を個別に区別する必要はない。黒石を置く位置を決めれば、残りの位置にはすべて白石が置かれるからである。
したがって本質は、「$1$ から $n$ までの整数から、隣り合わない $3$ 個を選ぶ」問題である。解法1のように番号をずらして通常の組合せに直す方法は、隣接禁止の典型処理である。
解法2は、黒石どうしの間に最低限必要な白石を先に置き、残りの白石をすき間に分配する方法である。どちらも同じく
$$ {}_{n-2}C_3
$$
に帰着する。
答え
$$ \boxed{{}_{n-2}C_3=\frac{(n-2)(n-3)(n-4)}{6}}
$$