基礎問題集
数学A 場合の数「場合の数」の問題20 解説
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解説
方針・初手
15冊の本はすべて異なるので、基本は「どの本を選ぶか」を組合せで数える。
ただし、「子供に分ける」は受け取る人が区別される。一方、「組に分ける」は組そのものに名前がないので、同じ冊数の組が複数ある場合は、組の入れ替えによる重複を割る必要がある。
解法1
(1) 6冊、5冊、4冊の3組に分ける。
まず6冊の組を選び、次に残り9冊から5冊の組を選べば、残り4冊が最後の組になる。
冊数が $6,5,4$ とすべて異なるため、組の区別をあとから割る必要はない。したがって、
$$ \begin{aligned} {}_{15}C_6 \cdot {}_9C_5 &= \frac{15!}{6!9!}\cdot \frac{9!}{5!4!} \\ \frac{15!}{6!5!4!} \end{aligned} $$
である。
計算すると、
$$ \begin{aligned} {}_{15}C_6 \cdot {}_9C_5 &= 5005 \cdot 126 \\ 630630 \end{aligned} $$
となる。
(2) 5冊ずつ3人の子供に分ける。
3人の子供は区別される。したがって、子供を $A,B,C$ として、まず $A$ に渡す5冊を選び、次に残り10冊から $B$ に渡す5冊を選べば、残り5冊が $C$ に渡る。
よって、
$$ \begin{aligned} {}*{15}C_5 \cdot {}*{10}C_5 &= \frac{15!}{5!10!}\cdot \frac{10!}{5!5!} \\ \frac{15!}{5!5!5!} \end{aligned} $$
である。
計算すると、
$$ \begin{aligned} {}*{15}C_5 \cdot {}*{10}C_5 &= 3003 \cdot 252 \\ 756756 \end{aligned} $$
となる。
(3) 5冊ずつ3組に分ける。
(2) と違い、3つの組には名前がない。まず仮に3つの組を区別して考えると、(2) と同じく
$$ \frac{15!}{5!5!5!}
$$
通りである。
しかし、3つの組は区別されないので、同じ分け方を組の並べ方 $3!$ 通りだけ重複して数えている。したがって、
$$ \begin{aligned} \frac{1}{3!}\cdot \frac{15!}{5!5!5!} &= \frac{15!}{(5!)^3 3!} \end{aligned} $$
である。
計算すると、
$$ \begin{aligned} \frac{756756}{6} &= 126126 \end{aligned} $$
となる。
解説
この問題の核心は、「分ける相手や組が区別されるか」を見分けることである。
(1) は組そのものに名前はないが、冊数が $6,5,4$ と異なるため、6冊の組、5冊の組、4冊の組を自然に区別できる。したがって $3!$ で割らない。
(2) は3人の子供が区別されるので、誰がどの5冊を受け取るかまで別の分け方として数える。
(3) は5冊ずつの3組であり、どの組も同じ条件なので、組の入れ替えによる重複を $3!$ で割る必要がある。
答え
**(1)**
$$ 630630
$$
**(2)**
$$ 756756
$$
**(3)**
$$ 126126
$$