基礎問題集
数学A 場合の数「場合の数」の問題28 解説
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解説
方針・初手
「ちょうど2種類の数字から成り立つ」とは、使われている数字の種類がちょうど2個であり、どちらの数字も少なくとも1回は現れるという意味である。
先頭の数字は $0$ にできないので、選ぶ2種類の数字に $0$ が含まれるかどうかで分けて数える。
解法1
まず、$n$ 桁の場合を考える。そこから $n=4$ を代入すればよい。
**(i) 使う2種類の数字がどちらも $0$ でない場合**
使う数字の組は、$1,2,\ldots,9$ から2種類を選ぶので、
$$ {}_9C_2=36
$$
通りである。
この2種類の数字を使って $n$ 桁の数を作るとき、先頭が $0$ になる心配はない。各桁には2通りの選び方があるので、全体では $2^n$ 通りある。
ただし、ちょうど2種類の数字を使う必要があるため、1種類しか使っていないものを除く。すなわち、片方の数字だけで作られる数が2通りあるので、
$$ 2^n-2
$$
通りである。
したがって、この場合は
$$ {}_9C_2(2^n-2)
$$
通りである。
**(ii) 使う2種類の数字の一方が $0$ の場合**
もう一方の数字は $1,2,\ldots,9$ から選ぶので、9通りである。
使う数字を $0$ と $a$ とする。ただし $a\neq 0$ とする。このとき、先頭の数字は必ず $a$ でなければならない。
残りの $n-1$ 桁には、それぞれ $0$ または $a$ を入れられるので、一見すると
$$ 2^{n-1}
$$
通りである。
ただし、ちょうど2種類の数字を使う必要があるため、残りの $n-1$ 桁がすべて $a$ である場合を除く。この場合は $0$ が一度も現れず、1種類の数字だけからなる。
よって、各 $a$ について
$$ 2^{n-1}-1
$$
通りである。
したがって、この場合は
$$ 9(2^{n-1}-1)
$$
通りである。
以上より、$n$ 桁の自然数のうち、ちょうど2種類の数字から成り立つものの個数は
$$ {}_9C_2(2^n-2)+9(2^{n-1}-1)
$$
である。
これを整理すると、
$$ 36(2^n-2)+9(2^{n-1}-1)
$$
である。
特に、$1000$ から $9999$ までの4桁の自然数では $n=4$ として、
$$ 36(2^4-2)+9(2^3-1)
$$
となる。
計算すると、
$$ 36\cdot 14+9\cdot 7=504+63=567
$$
である。
解説
この問題では、単に「2種類の数字を選んで並べる」とすると、先頭に $0$ が来る場合や、選んだ2種類のうち片方しか使わない場合を誤って数えてしまう。
そのため、$0$ を含むかどうかで場合分けするのが安全である。特に、$0$ を含む場合は先頭が必ず非零の数字に固定される点が重要である。
答え
**(1)**
$$ 567
$$
**(2)**
$n$ 桁の自然数のうち、ちょうど2種類の数字から成り立つものの個数は
$$ {}_9C_2(2^n-2)+9(2^{n-1}-1)
$$
すなわち
$$ 36(2^n-2)+9(2^{n-1}-1)
$$
である。