基礎問題集
数学A 場合の数「場合の数」の問題32 解説
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解説
方針・初手
同じ文字を含む順列なので、まず重複順列の公式
$$ \frac{n!}{p!q!r!}
$$
を用いる。
「$B$ が3個連続」は $BBB$ を1つのかたまりとして扱う。「$A$ が2個隣り合わない」は、全体から $AA$ が隣り合う場合を引くか、先に $B,C$ を並べてすき間に $A$ を入れる。
解法1
9個の文字 $A,A,B,B,B,C,C,C,C$ をすべて並べる。
同じ文字の重複を考慮すると、順列の総数は
$$ \begin{aligned} \frac{9!}{2!3!4!} &= \frac{362880}{2\cdot 6\cdot 24} \\ 1260 \end{aligned} $$
である。
したがって、
$$ [ク]=1260
$$
である。
次に、$B$ 3個が連続している場合を考える。$BBB$ を1つのかたまりとみなすと、並べる対象は
$$ BBB,\ A,\ A,\ C,\ C,\ C,\ C
$$
の7個である。
このうち $A$ が2個、$C$ が4個同じなので、並べ方は
$$ \begin{aligned} \frac{7!}{2!4!} &= \frac{5040}{2\cdot 24} \\ 105 \end{aligned} $$
である。
よって、
$$ [ケ]=105
$$
である。
最後に、$A$ 2個が隣り合わない順列の数を求める。
まず、$A$ 2個が隣り合う場合を数える。$AA$ を1つのかたまりとみなすと、並べる対象は
$$ AA,\ B,\ B,\ B,\ C,\ C,\ C,\ C
$$
の8個である。
このうち $B$ が3個、$C$ が4個同じなので、並べ方は
$$ \begin{aligned} \frac{8!}{3!4!} &= \frac{40320}{6\cdot 24} \\ 280 \end{aligned} $$
である。
したがって、$A$ 2個が隣り合わない順列の数は
$$ 1260-280=980
$$
である。
よって、
$$ [コ]=980
$$
である。
解法2
$A$ 2個が隣り合わない順列については、すき間を利用して直接数えることもできる。
まず、$B,B,B,C,C,C,C$ の7個を並べる。この並べ方は
$$ \begin{aligned} \frac{7!}{3!4!} &= \frac{5040}{6\cdot 24} \\ 35 \end{aligned} $$
通りである。
この7個の文字の前後と間には、$A$ を入れられるすき間が8か所ある。
例えば、7個の文字を並べた後のすき間は
$$ \Box\ x_1\ \Box\ x_2\ \Box\ x_3\ \Box\ x_4\ \Box\ x_5\ \Box\ x_6\ \Box\ x_7\ \Box
$$
のように8か所である。
$A$ 2個が隣り合わないためには、同じすき間に2個入れてはいけない。よって、8か所のすき間から2か所を選んで $A$ を1個ずつ入れればよい。
したがって、その選び方は
$$ {}_8C_2=28
$$
通りである。
よって、$A$ 2個が隣り合わない順列の数は
$$ 35\cdot 28=980
$$
である。
解説
同じ文字を含む順列では、まず重複を割ることが基本である。
「同じ文字が連続する」という条件では、連続する部分を1つのかたまりとして扱うとよい。今回なら $BBB$ や $AA$ を1つの文字のように扱うことで、通常の重複順列に帰着できる。
一方、「隣り合わない」という条件は、全体から隣り合う場合を引く方法と、すき間に入れる方法の両方が有効である。特に今回の $A$ 2個が隣り合わない条件では、$B,C$ を先に並べて、そのすき間から2か所を選ぶ方法が見通しやすい。
答え
$$ [ク]=1260,\qquad [ケ]=105,\qquad [コ]=980
$$