基礎問題集
数学A 場合の数「場合の数」の問題35 解説
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解説
方針・初手
使える数字は $0,1,2,3$ の $4$ 種類である。先頭は $0$ 以外なので、まず「先頭が $0$ でない $n$ 桁の整数」を数え、そこから「$0$ を一度も使わないもの」を除けばよい。
$n=5$ の中央値は、全体の個数が奇数なので、並べたときの
$$ \frac{\text{個数}+1}{2}
$$
番目を求めればよい。
解法1
$n$ 桁の整数を作るとき、先頭の数字は $1,2,3$ の $3$ 通りである。残りの $n-1$ 桁は $0,1,2,3$ の $4$ 通りずつ選べるので、先頭が $0$ でない $n$ 桁の整数は
$$ 3\cdot 4^{n-1}
$$
個ある。
このうち、$0$ を一度も使わないものは、すべての桁が $1,2,3$ のいずれかであるから
$$ 3^n
$$
個ある。
したがって、$0$ を少なくとも $1$ 回使うものの個数は
$$ 3\cdot 4^{n-1}-3^n
$$
である。
次に $n=5$ の場合を考える。このとき個数は
$$ 3\cdot 4^4-3^5=3\cdot 256-243=768-243=525
$$
である。よって、ちょうど真中にくる整数は
$$ \frac{525+1}{2}=263
$$
番目の整数である。
すべて $5$ 桁であるから、小さい順に並べることは、左の桁から辞書順に並べることと同じである。
まず、万の位が $1$ のものの個数を数える。万の位が $1$ のとき、残り $4$ 桁のうち少なくとも $1$ 回 $0$ を使えばよいから
$$ 4^4-3^4=256-81=175
$$
個ある。
同様に、万の位が $2$ のものも $175$ 個である。したがって、$263$ 番目は万の位が $2$ の整数であり、その中で
$$ 263-175=88
$$
番目である。
次に、千の位を決める。万の位が $2$ で、千の位が $0$ のものは、残り $3$ 桁を自由に選べるので
$$ 4^3=64
$$
個ある。よって、$88$ 番目は千の位が $1$ の整数であり、その中で
$$ 88-64=24
$$
番目である。
ここまでで先頭が $21$ と決まった。まだ $0$ を使っていないので、残り $3$ 桁のどこかに $0$ が必要である。
百の位が $0$ のものは、残り $2$ 桁を自由に選べるので
$$ 4^2=16
$$
個ある。
したがって、$24$ 番目は百の位が $0$ ではなく、さらに
$$ 24-16=8
$$
番目を考えればよい。
百の位が $1$ のとき、残り $2$ 桁のどこかに $0$ を含む必要がある。その個数は
$$ 4^2-3^2=16-9=7
$$
個である。
よって、$8$ 番目は百の位が $2$ の整数であり、その中で
$$ 8-7=1
$$
番目である。
ここまでで先頭が $212$ と決まった。まだ $0$ を使っていないので、残り $2$ 桁のどこかに $0$ が必要である。残り $2$ 桁を小さい順に並べると、最初に来るのは
$$ 00
$$
である。
したがって、求める整数は
$$ 21200
$$
である。
解説
この問題は、条件「$0$ を少なくとも $1$ 回使う」を直接数えるよりも、全体から「$0$ を使わないもの」を引く方が簡単である。
中央値を求める部分では、実際にすべてを書き出す必要はない。左の桁から順に、その桁を固定したときに何個あるかを数えていけば、目的の順位にある整数を特定できる。
特に、$5$ 桁の整数はすべて桁数が同じなので、小さい順は左から見た辞書順と一致する。この点を利用すると、各桁を順に決定できる。
答え
**(1)**
$$ 3\cdot 4^{n-1}-3^n
$$
**(2)**
$$ 21200
$$