基礎問題集
数学A 場合の数「場合の数」の問題44 解説
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解説
方針・初手
輪を作る並び方では、回転して一致するものは同じ並び方とみなす。したがって、基本は円順列の公式
$$ (n-1)!
$$
を用いる。
ただし、隣り合う条件は「ひとかたまり」と見る。正面に向き合う条件は、$6$ 人の輪では互いに $3$ つ離れた位置にいることとして数える。男女交互は、男性 $3$ 人と女性 $3$ 人を交互に配置する。
解法1
**(1)**
$6$ 人を区別して輪に並べる円順列であるから、並び方は
$$ (6-1)!=5!=120
$$
である。
**(2)**
両親が隣り合うので、両親を $1$ つのかたまりと見る。
すると、
- 両親のかたまり
- 子供 $4$ 人
の合計 $5$ 個を輪に並べることになる。これは円順列なので
$$ (5-1)!=4!
$$
通りである。
さらに、両親のかたまりの中では、父・母の並び方が
$$ 2!
$$
通りある。
したがって、求める並び方は
$$ 4!\cdot 2!=24\cdot 2=48
$$
である。
**(3)**
両親が正面に向き合うとは、$6$ 人の輪で父と母が互いに反対側の位置にいることである。
回転による重複をなくすため、父の位置を固定する。すると、母の位置は父の正面にただ $1$ 通りに決まる。
残りの $4$ つの位置に子供 $4$ 人を並べればよいので、その並び方は
$$ 4!=24
$$
である。
**(4)**
男性は父と息子 $2$ 人の合計 $3$ 人、女性は母と娘 $2$ 人の合計 $3$ 人である。
まず男性 $3$ 人を輪に並べる。これは円順列なので
$$ (3-1)!=2!
$$
通りである。
男性 $3$ 人を輪に並べると、その間に女性を入れる場所が $3$ か所できる。男女が交互に並ぶためには、この $3$ か所すべてに女性 $3$ 人を $1$ 人ずつ入れればよい。
女性 $3$ 人の入れ方は
$$ 3!
$$
通りである。
したがって、求める並び方は
$$ 2!\cdot 3!=2\cdot 6=12
$$
である。
解説
この問題は、円順列の基本処理を条件ごとに使い分ける問題である。
隣り合う条件では、隣り合う人たちをひとかたまりにしてから円順列を作り、その内部の並び方を掛ける。
正面に向き合う条件では、円順列の回転の重複を避けるために、まず一方の位置を固定するのがよい。$6$ 人の輪では正面の位置が一意に定まるので、残りを並べるだけである。
男女交互では、人数が男性 $3$ 人、女性 $3$ 人で等しいため、先に片方の性別を円に並べ、そのすき間にもう片方を入れると数えやすい。
答え
**(1)**
$$ 120
$$
**(2)**
$$ 48
$$
**(3)**
$$ 24
$$
**(4)**
$$ 12
$$