基礎問題集
数学A 場合の数「場合の数(塗り分け問題)」の問題7 解説
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解説
方針・初手
長方形は動かさないので,$6$ 個の小長方形は区別される。したがって,全体の色の付け方は各小長方形に対して $3$ 通りずつ選ぶ問題である。
また,「同じ色の付いた小長方形が辺を共有していない」は,隣り合う小長方形どうしが同じ色でないという条件として数える。
解法1
まず,$6$ 個の小長方形はそれぞれ青,黄,赤の $3$ 色のいずれかで塗ることができる。各小長方形は区別されるので,色の付け方は
$$ 3^6=729
$$
通りである。よって
$$ \text{ハヒフ}=729
$$
である。
次に,青,黄,赤がそれぞれ $2$ 個ずつになる場合を数える。
まず $6$ 個の小長方形のうち,青にする $2$ 個を選ぶ方法は
$$ {}_6C_2
$$
通りである。残り $4$ 個のうち,黄にする $2$ 個を選ぶ方法は
$$ {}_4C_2
$$
通りであり,残り $2$ 個は赤に決まる。
したがって
$$ {}_6C_2{}_4C_2=15\cdot 6=90
$$
通りである。よって
$$ \text{ヘホ}=90
$$
である。
最後に,同じ色の付いた小長方形が辺を共有しない場合を数える。小長方形を横に $3$ 列,縦に $2$ 段並んでいると見る。各列は上下 $2$ 個の小長方形からなる。
まず第 $1$ 列について考える。上下の $2$ 個は辺を共有しているので,異なる色でなければならない。上の色は $3$ 通り,下の色はそれと異なる $2$ 通りであるから,第 $1$ 列の塗り方は
$$ 3\cdot 2=6
$$
通りである。
次に,ある列の上下の色が $(a,b)$ であり,$a\ne b$ とする。次の列の上下の色を $(c,d)$ とする。
条件より,横に隣り合う上段どうし,下段どうしが同じ色になってはいけないので
$$ c\ne a,\qquad d\ne b
$$
である。また,同じ列の上下も辺を共有しているので
$$ c\ne d
$$
である。
色は $3$ 色なので,$a,b$ 以外の色を $e$ とする。このとき,$c$ は $a$ 以外だから $b,e$ の $2$ 通り,$d$ は $b$ 以外だから $a,e$ の $2$ 通りである。
候補は
$$ (b,a),\ (b,e),\ (e,a),\ (e,e)
$$
であるが,$(e,e)$ は上下が同じ色になるので不可である。したがって,次の列の塗り方は常に $3$ 通りである。
列は全部で $3$ 列あるから,第 $2$ 列,第 $3$ 列についてそれぞれ $3$ 通りずつ選べる。よって求める色の付け方は
$$ 6\cdot 3\cdot 3=54
$$
通りである。したがって
$$ \text{マミ}=54
$$
である。
解説
この問題では,長方形を動かさないため,回転や反転で一致するものを同一視しない。したがって,最初の総数は単純に $3^6$ で数える。
「各色が $2$ 個ずつ」は,$6$ 個の区別された場所に青,黄,赤を $2$ 個ずつ配置する重複順列であり,
$$ \frac{6!}{2!2!2!}=90
$$
としてもよい。
一方,「同じ色が辺を共有しない」は,隣接するマスが同色でないという条件である。$2$ 段 $3$ 列の形なので,列ごとに上下の色の組を考えると処理しやすい。第 $1$ 列が $6$ 通り,次の列への移り方が常に $3$ 通りであることがポイントである。
答え
$$ \text{ハヒフ}=729
$$
$$ \text{ヘホ}=90
$$
$$ \text{マミ}=54
$$