基礎問題集
数学A 確率「確率」の問題37 解説
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解説
方針・初手
整数の和が $3$ の倍数になるかどうかは、各整数を $3$ で割った余りだけで決まる。
$1$ から $20$ までの整数を $3$ で割った余りで分類すると、
$$ \begin{array}{c|c|c} \text{余り} & \text{整数} & \text{個数} \\ \hline 0 & 3,6,9,12,15,18 & 6 \\ 1 & 1,4,7,10,13,16,19 & 7 \\ 2 & 2,5,8,11,14,17,20 & 7 \end{array}
$$
この分類を使って、和が $3$ の倍数になる組合せを数える。
解法1
(1) 2枚のカードの整数の和が $3$ の倍数になるのは、余りの組が
$$ (0,0),\quad (1,2)
$$
となる場合である。
まず、余り $0$ のカードを2枚選ぶ場合は、
$$ {}_6\mathrm{C}_{2}=15
$$
通りである。
次に、余り $1$ のカードと余り $2$ のカードを1枚ずつ選ぶ場合は、
$$ 7\cdot 7=49
$$
通りである。
したがって、和が $3$ の倍数になる取り出し方は
$$ 15+49=64
$$
通りである。
一方、20枚から2枚を同時に取り出す総数は
$$ {}_{20}\mathrm{C}_{2}=190
$$
通りである。
よって、求める確率は
$$ \frac{64}{190}=\frac{32}{95}
$$
である。
(2) 17枚を直接数えるよりも、取り出さなかった3枚に注目する。
$1$ から $20$ までの整数の和は
$$ 1+2+\cdots+20=\frac{20\cdot 21}{2}=210
$$
であり、これは $3$ の倍数である。
したがって、取り出した17枚の整数の和が $3$ の倍数になることと、取り出さなかった3枚の整数の和が $3$ の倍数になることは同値である。
よって、3枚のカードの整数の和が $3$ の倍数になる場合を数えればよい。
3枚の余りの組で、和が $3$ の倍数になるものは
$$ (0,0,0),\quad (1,1,1),\quad (2,2,2),\quad (0,1,2)
$$
である。
それぞれの場合の数は、
$$ \begin{aligned} (0,0,0)&:\ {}_6\mathrm{C}_{3}=20,\\ (1,1,1)&:\ {}_7\mathrm{C}_{3}=35,\\ (2,2,2)&:\ {}_7\mathrm{C}_{3}=35,\\ (0,1,2)&:\ 6\cdot 7\cdot 7=294 \end{aligned}
$$
である。
したがって、取り出さなかった3枚の和が $3$ の倍数になる場合の数は
$$ 20+35+35+294=384
$$
通りである。
また、20枚から3枚を選ぶ総数は
$$ {}_{20}\mathrm{C}_{3}=1140
$$
通りである。
よって、求める確率は
$$ \frac{384}{1140}=\frac{32}{95}
$$
である。
解説
この問題では、整数そのものではなく、$3$ で割った余りに注目するのが基本である。
特に (2) では、17枚を直接扱うと場合分けが複雑になる。全体の和 $210$ が $3$ の倍数であることから、選ばなかった3枚の和を考えると、(1) と同じような余りの分類で処理できる。
同時に取り出すので順序は区別しない。そのため、全体の場合の数は組合せで数える。
答え
**(1)**
$$ \frac{32}{95}
$$
**(2)**
$$ \frac{32}{95}
$$