基礎問題集
数学A 確率「確率」の問題73 解説
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解説
方針・初手
同じ番号のカードが2枚ずつあるので、番号そのものではなく「カードの枚数」で数える。
$1$から$40$までの整数を$3$で割った余りで分類すると、
$$ \begin{array}{c|ccc} \text{余り} & 0 & 1 & 2 \\ \hline \text{番号の個数} & 13 & 14 & 13 \\ \text{カードの枚数} & 26 & 28 & 26 \end{array}
$$
である。
3枚を同時に取り出すので、全事象の数は
$$ {}_{80}\mathrm{C}_{3}
$$
である。
解法1
全事象の数は
$$ \begin{aligned} {}_{80}\mathrm{C}_{3} &= \frac{80\cdot79\cdot78}{6} \\ 82160 \end{aligned} $$
である。
(1) 3つの番号がすべて$3$の倍数であるためには、余り$0$のカード$26$枚から3枚を選べばよい。
したがって、求める確率は
$$ \begin{aligned} \frac{{}_{26}\mathrm{C}_{3}}{{}_{80}\mathrm{C}_{3}} &= \frac{2600}{82160} \\ \frac{65}{2054} \end{aligned} $$
である。
(2) 3つの番号の積が$3$の倍数であるためには、少なくとも1枚は$3$の倍数の番号のカードを含めばよい。
その余事象は、3枚すべてが$3$の倍数でない場合である。$3$の倍数でないカードは
$$ 28+26=54
$$
枚あるので、余事象の数は
$$ {}_{54}\mathrm{C}_{3}
$$
である。
よって、求める確率は
$$ \begin{aligned} 1-\frac{{}_{54}\mathrm{C}_{3}}{{}_{80}\mathrm{C}_{3}} &= 1-\frac{24804}{82160} \\ \frac{57356}{82160} \\ \frac{1103}{1580} \end{aligned} $$
である。
(3) 3つの番号の和が$3$の倍数であるかどうかは、各番号を$3$で割った余りだけで決まる。
和が$3$の倍数になる余りの組は、
$$ (0,0,0),\quad (1,1,1),\quad (2,2,2),\quad (0,1,2)
$$
である。
それぞれの場合の選び方は、
$$ {}_{26}\mathrm{C}_{3},\quad {}_{28}\mathrm{C}_{3},\quad {}_{26}\mathrm{C}_{3},\quad 26\cdot28\cdot26
$$
である。
したがって、条件を満たす選び方の総数は
$$ {}_{26}\mathrm{C}_{3} + {}_{28}\mathrm{C}_{3} + {}_{26}\mathrm{C}_{3} + 26\cdot28\cdot26
$$
である。
これを計算すると、
$$ \begin{aligned} 2600+3276+2600+18928 &= 27404 \end{aligned} $$
となる。
よって、求める確率は
$$ \begin{aligned} \frac{27404}{82160} &= \frac{527}{1580} \end{aligned} $$
である。
解説
この問題では、同じ番号のカードが2枚ずつあるため、$1$から$40$までの番号の個数だけで数えると誤る。実際に取り出す対象はカードなので、各余りのカード枚数を$26,28,26$として処理する必要がある。
積が$3$の倍数である条件は「少なくとも1つが$3$の倍数」であるため、余事象を使うと簡潔に数えられる。
和が$3$の倍数である条件は、余りの組を列挙するのが基本である。特に$(0,1,2)$の場合は、各余りのカードを1枚ずつ選ぶため、$26\cdot28\cdot26$通りとなる。
答え
**(1)**
$$ \frac{65}{2054}
$$
**(2)**
$$ \frac{1103}{1580}
$$
**(3)**
$$ \frac{527}{1580}
$$