基礎問題集
数学A 確率「確率」の問題106 解説
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解説
方針・初手
3枚を同時に取り出すので、取り出された番号の組はすべて等確率である。したがって、全事象を $1$ から $n$ までの番号から $3$ 個を選ぶ組合せとして数える。
条件
$$ Y-X\geqq 2,\qquad Z-Y\geqq 2
$$
は、選ばれた $3$ つの番号が互いに隣り合わないことを意味する。そこで、隣り合わない $3$ 個の選び方を数える。
解法1
取り出された番号を小さい順に
$$ X<Y<Z
$$
とする。全体の選び方は
$$ {}_{n}\mathrm{C}_{3}
$$
通りである。
条件を満たす場合を数えるために、
$$ a=X,\qquad b=Y-1,\qquad c=Z-2
$$
とおく。
このとき、$Y-X\geqq 2$ より
$$ X<Y-1
$$
であり、$Z-Y\geqq 2$ より
$$ Y-1<Z-2
$$
である。したがって
$$ 1\leqq a<b<c\leqq n-2
$$
が成り立つ。
逆に、$1\leqq a<b<c\leqq n-2$ を満たす $a,b,c$ を選べば、
$$ X=a,\qquad Y=b+1,\qquad Z=c+2
$$
と定めることで、
$$ Y-X=(b+1)-a\geqq 2,\qquad Z-Y=(c+2)-(b+1)\geqq 2
$$
となる。
よって、条件を満たす選び方の数は、$1$ から $n-2$ までの中から $3$ 個を選ぶ数に等しく、
$$ {}_{n-2}\mathrm{C}_{3}
$$
通りである。
したがって、求める確率は
$$ \frac{{}_{n-2}\mathrm{C}_{3}}{{}_{n}\mathrm{C}_{3}}
$$
である。これを整理すると、
$$ \begin{aligned} \frac{{}_{n-2}\mathrm{C}_{3}}{{}_{n}\mathrm{C}_{3}} &= \frac{\dfrac{(n-2)(n-3)(n-4)}{6}}{\dfrac{n(n-1)(n-2)}{6}} \\ &=\frac{(n-3)(n-4)}{n(n-1)} \end{aligned} $$
となる。
解説
この問題では、$X,Y,Z$ は取り出した順番ではなく、取り出した後に小さい順に並べた番号である。したがって、順列ではなく組合せで数えるのが自然である。
条件 $Y-X\geqq 2,\ Z-Y\geqq 2$ は、選ばれた番号の間に少なくとも $1$ つずつ空きがあることを表す。このような「隣り合わない選び方」は、番号を左へ詰める変換
$$ (X,Y,Z)\longmapsto (X,Y-1,Z-2)
$$
によって、通常の $3$ 個の組合せに直せる。これにより、場合分けをせずに数えられる。
答え
$$ \boxed{\frac{(n-3)(n-4)}{n(n-1)}}
$$