基礎問題集
数学A 確率「確率(反復試行)」の問題18 解説
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解説
方針・初手
成功確率が一定で、各アタックの成否は独立と考える。 (1) は二項分布で「成功2回・失敗1回」を数える。 (2) は、1回のアタックが成功する確率を、Aが打つ場合とBが打つ場合に分けて求める。
解法1
まず、Aが1回アタックを成功させる確率は $\dfrac{2}{3}$、失敗する確率は
$$ 1-\frac{2}{3}=\frac{1}{3}
$$
である。
(1)
Aが3回アタックを打ち、そのうち2回成功し1回失敗する場合を考える。
3回のうち、成功する2回の選び方は
$$ {}_3\mathrm{C}_{2}=3
$$
通りである。
よって求める確率は
$$ {}_3\mathrm{C}_{2}\left(\frac{2}{3}\right)^2\left(\frac{1}{3}\right) =3\cdot \frac{4}{9}\cdot \frac{1}{3} =\frac{4}{9}
$$
である。
(2)
試合全体で、Aは全体の $\dfrac{3}{5}$、Bは全体の $\dfrac{2}{5}$ の割合でアタックを打つ。
したがって、1回のアタックについて、それが成功する確率は
$$ \frac{3}{5}\cdot \frac{2}{3}+\frac{2}{5}\cdot \frac{1}{2}
$$
である。
これを計算すると、
$$ \frac{3}{5}\cdot \frac{2}{3}+\frac{2}{5}\cdot \frac{1}{2} =\frac{2}{5}+\frac{1}{5} =\frac{3}{5}
$$
となる。
よって、AB合わせて3回アタックを打つとき、3回とも成功する確率は
$$ \left(\frac{3}{5}\right)^3 =\frac{27}{125}
$$
である。
解法2
(2) について、3回のうちAが何回打つかで場合分けしても求められる。
3回のうちAが $k$ 回、Bが $3-k$ 回アタックを打つとする。ただし $k=0,1,2,3$ である。
このとき、そのような打ち手の並びになる確率は
$$ {}_3\mathrm{C}_{k}\left(\frac{3}{5}\right)^k\left(\frac{2}{5}\right)^{3-k}
$$
である。
さらに、その場合に3回とも成功する確率は
$$ \left(\frac{2}{3}\right)^k\left(\frac{1}{2}\right)^{3-k}
$$
である。
したがって求める確率は
$$ \sum_{k=0}^{3} {}_3\mathrm{C}_{k} \left(\frac{3}{5}\right)^k \left(\frac{2}{5}\right)^{3-k} \left(\frac{2}{3}\right)^k \left(\frac{1}{2}\right)^{3-k}
$$
である。
ここで、
$$ \left(\frac{3}{5}\right)^k\left(\frac{2}{3}\right)^k =\left(\frac{2}{5}\right)^k
$$
また、
$$ \left(\frac{2}{5}\right)^{3-k}\left(\frac{1}{2}\right)^{3-k} =\left(\frac{1}{5}\right)^{3-k}
$$
だから、
$$ \begin{aligned} \sum_{k=0}^{3} {}_3\mathrm{C}_{k} \left(\frac{2}{5}\right)^k \left(\frac{1}{5}\right)^{3-k} &= \left(\frac{2}{5}+\frac{1}{5}\right)^3 \\ \left(\frac{3}{5}\right)^3 \\ \frac{27}{125} \end{aligned} $$
となる。
解説
(1) は典型的な二項分布の問題である。成功確率が $\dfrac{2}{3}$ の試行を3回行い、ちょうど2回成功する確率を求めればよい。
(2) では、AとBの成功確率が異なるため、単純にAまたはBだけの成功確率を使ってはいけない。まず「1回のアタックが成功する確率」を、Aが打つ場合とBが打つ場合に分けて求めるのが自然である。
Aが打って成功する確率は $\dfrac{3}{5}\cdot \dfrac{2}{3}$、Bが打って成功する確率は $\dfrac{2}{5}\cdot \dfrac{1}{2}$ である。この和が1回あたりの成功確率になる。
答え
**(1)**
$$ \frac{4}{9}
$$
**(2)**
$$ \frac{27}{125}
$$